先日、乾電池チェッカーを修理したが、使っているうちに、また使えなくなったとのクレームがあり、再度分解したら、内部ボタン電池の電極で電圧が出ない。電池を外してみたら、表面が薄く白ぽっくなっている。接点復活剤を電池表面と電極にスプレーして磨いたら、OKになった。使用した接着剤はプラモデル用のボンドで、揮発性が高く、チェッカー内が密封状態になるので、このガスが付着して接触不良を起こしたものと思われる。
接着剤を使用する場合には、時間経過とともに、この様な現象が発生する場合があるので注意しましょう。
県西おもちゃ病院に引きずり込んだ?同じ町に住む大先輩が、ダイアトーンの中古出物スピーカーを入手したので聴きに来て見てはとのことで 本日伺った(購入時、奥様にはいやみ?を言われた様である・・・私も同じだが)。大のオーディオマニア(特に真空管)で、アマチュア無線も今、主に電信を楽しんでおり、最近ではマイロボットという、ムック(雑誌+部品で最終的に完成させる)でロボット作りに挑戦している。頼もしい、話が合う先輩である。色んな昔の思い出話で盛り上がり、おかげで4時間も、お邪魔してしまった。
早速、ソースはレコードで、プリにマッキントッシュC-22、メインに自作2A3シングルの構成という真空管コンビ(真空管以外のアンプは見当たらないが)で聴かせていただいた。スピーカーはこの他に、JBLとパイオニアのセットがある。型は古いとの事でしたが、とっても良い音を出していた。断っておきますが、私もあまり聞き比べるほど良い耳は持ち合わせていないので、確かな批評は出来ませんが。メインアンプはこの他に6C33のOTLと300Bシングル(全て自作)を楽しんでいる。
前回のブログで話題にしたバルボルであるが、プローブが無かったので自作したというものを見せていただいた。ケースはアクリル板と筒を加工、ピンはテスター棒を使用、コネクタは合うものが無かったので、本体も含めてBNCにしようとしたそうだが、一緒に購入したM型コネクタのねじが丁度合ったので、チップ側のピンを加工して使用しているとのこと。
次に製作中のロボットを見せていただいた。予想していたものより大分大きい。デアゴスティーニ・ジャパンの発刊している週刊マイロボット全75号予定で現在58号まで購入しているとのこと。先日、頭を上下に動かす動作確認をしていたら、最終位置に行ってもモーターが止まらず、基板のトランジスタが焼損してしまったとのこと(実際見せてもらった)。このロボットは殆どがチップ部品の為、修理困難でメーカーに連絡したら、ギアボックスのギアが出来具合によって動作が悪くなり過負荷となり、この様なことがあるとのこと。実際、動作させて見たが特に問題は無い様であるが。交換の基板は在庫が不足しており、今月末頃になるとのこと、それまでお預けということに。
次に現役で活躍している、TEACのオートリバースオープンリールデッキで映画音楽(プロの録音)を聴かせていただいた。アルミ箔テープによる自動リバースが利かないのと、反対方向で再生したときテープがピンチローラーのセンターからだんだんずれてしまう問題があるが、メーカーサポートはもう終了しているとのこと。それ以外は正常に動作しており、これもいい音を出していた。久しぶりにテープのヒシテリシスノイズを聞いて懐かしい気分になった。
アマチュア無線の話でも盛り上がり、これも今では殆ど自作を経験したことの無い世代になってしまって、企業の技術空洞化(はんだ付けをしたことも無い技術者が増えている)の話まで発展しました。BCI,TVIの対策で各家庭を回って歩いた経験も懐かしく思い出しました。
帰りに、不要になった部品を差し上げると云う事で、MT管、807(無線の終段管)、VUメータ、真空管アンプ用電源トランス、出力トランス、チョークコイル、トランジスタの放熱フィン、カラープリンタ、この他にも、自作アマチュア無線家としては懐かしい部品がいっぱいあり、取り敢えず今では見ることも購入することも出来ないTRIO製455kHzIFT(T25)を戴いて来た。もしこの中で欲しい物があれば連絡下さい。お分けします。
本日の患者は4件(機関車トーマス、猫の電動ぬいぐるみ、アンパンマンクレーンゲーム、風船?の大きなおもちゃ)と、前回の半分で、ちょっと余裕?このままジリ貧にならなければと、心配ではありますが。写真は常連の小学4年生、とっても理科に詳しく、楽しい電子工作教室にも申し込んだとのこと。将来有望な科学者になるかも!赤外線チェッカーで遊ぶ。どこまで届くかやってみたら、15m以上出来た。
センターの図書室に、昔良く読んだ月刊誌「子供の科学」があったので見て見たら、2SC1815を使ったウソ発見器の製作記事が載っていた。大分見ないうちに、ずいぶんレベルアップしたと感じました。楽しい電子工作のヒントにもなりそうです。
受付内容「kensei_toy_doc_list.pdf」をダウンロード
機関車トーマスは定番の故障で車輪が廻らないというもので、これは、その場でピニオンギアを交換(これが毎回なのだが、シャフトの径と市販ピニオンの内径が異なり、厚さも異なるので、これらの加工と圧入に手間がかかる)して組み立てたら今度は音声が出なくなった。再度分解して見たら基板のスピーカー引き出し線が切れていた。リード線の長さがぎりぎりで作られている為、組み立て時、注意が必要。あと反省として、2人で、一緒に分解したので、お互いどの様に部品が入っていたか判らなくなって、組み立て時、四苦八苦してしまった。1台のおもちゃは1人が責任を持って対応しよう!
風船のおもちゃは小さい穴が空いていて、空気が少しずつ漏れるというもので、これもその場でゴム手袋を切り取ったシートを瞬間接着剤で貼り付けして対応。
アンパンマンクレーンゲームは前回引き渡したものだが、また、クレーンが下まで降りなくなったとのこと、分解/調整に時間がかかるので再入院となった。前回のコツで微調整、でも1時間位かかった。また再発するかも知れないシビアなおもちゃである。
猫のぬいぐるみは足が折れているとのこと。早速、メカを出して見ると前足は間接部分で折れ、後足は回転する部分のプラスチックのシャフトが折れていた。前足は瞬間接着剤で固定し、更にりん青銅板でギブスを作り瞬間接着剤で固定、そしてロックタイで足に縛り付けた。後足はシャフトの折れた部分に下穴を開け、M3のねじで固定するようにした。次に首と尻尾を動かすカムが空回りする、金属製のピニオンが磨耗しているようで、ギアと側板との隙間にりん青銅板をかまして見たが、負荷によって動作したり、しなかったり、結局修理は断念(このカムで泣き声を出す接点もON/OFFしているので、これも動作不能、前回の宙返りワンちゃんのふいご式と違い、音は全てICとスピーカーで対応している)。あと故障ではないが、このおもちゃは抱っこセンサーというのが付いており、抱き上げるとモーターが止まり、甘えた泣き声を発する。このセンサーは分解してみると、磁石がガイドに沿って角度により移動し、基板に付いているリードスイッチをONさせるという仕組みでした。イワヤ製のぬいぐるみは種類が多く、いつも勉強させられる。でも、何れもメカ的に結構負荷がかかっているみたいで、ギアの磨耗が激しそう。
ブログを始めてからはもっぱらデジタル一眼を使っているが、また、フィルム一眼を楽しんで見ようかと、昔愛用していたA-1を引っ張り出した。がこれは電池の消耗が早いことで有名な代物である。そこでバッテリー化を試みた。
6Vのリチウム電池2CR1/3Nを使っているが、高価(定価1470円)で、カメラは全て電子制御になっている(ファインダーの表示も7SEG-LEDを使用している)ので、電池が無くなると何も使えない。消費電流を測定するとシャッターを押しているいる間28mAでした。そこで、ニッケル水素(Ni-MH)単4×4(140円/本と安い)で使用出来ないか(電圧が1.2×4=4.8Vと低いので)確認したら、動作する(可変電源で確認したらDC3Vまでは動作した)し、表示する値も電池と変わらないみたいなので、電池の代わりに入れるダミーは、グルースティックを電池の長さに切断して両端にりん青銅板をコの字に曲げて瞬間接着剤で固定、リード線をはんだ付け製作。電池ボックスはスイッチ付きの秋月製を使用、これをカメラ背面のASA表示窓枠に引っ掛ける様、これもりん青銅をUの字に曲げて、電池ボックスに瞬間接着剤で固定した。セットアップしたが、何とか使えそうである。これだと、充電が出来るので、電池の消耗も心配しなくていい。(Canonの純正バッテリーパックもあるようだが高そう!)75-200mmのズームレンズも本日オークションで、うそみたいに安くGET!また楽しめそうである。
前のブログでマッキントッシュのMC2505のメーター照明を秋月製9cm冷陰極管に変えてみた(L/Rのパワーメーターを1本で照明)ことを書いたが、インバーターは5V~12Vに対応しているので、電球用のAC5Vを整流・平滑して使用していたが暗いので、AC電圧であることを利用して倍電圧整流回路にしてみた。これで自分のイメージしていた明るさになったみたいです。でも視聴するパワーは家族/近所の手前から、普段高く出来ないのでメーターは最低のレンジ‐20dBにしても殆ど振れない状態です。よって照明だけで自己満足しています。
インバーター部と接触部、冷陰極間の絶縁、固定にはアセテート布粘着テープを使ってみた。粘着力も強く、熱にも強いので具合がいい。
アナログテスターとデジタルテスターを併用しているが、デジタルテスターで電流を測定出来ない(だいぶ前からだったがデジタルは、こういうものかと気にしていなかった)。説明書は紛失して無かったので裏蓋を開けるとフューズ(0.8A/250V)が有り、テスターで測定すると切れていた。手持ちが無いので応急処置として、昔、皆さんの中にもやったことがある方もおられると思うが、ビニール電線のより線(7/0.1)の1本をフューズの電極にはんだ付けして対応、測定出来る様になった。後に正規品(0.8Aは無いので1.0Aを購入)に交換。この様な対応は本体の故障に繋がるので、あくまで応急処置だけにして下さい。
あと、μA電流レンジで測定すると、テスターの内部抵抗が高く、回路が正常に動作しないことがあるので、この時はmAレンジで測定のこと!
暇になると、無性に何か作りたくなる。不要になったパソコンのACアダプタが有ったので、これに手持ちの低損失レギュレーターを付けて、おもちゃの修理に乾電池代わりに使える可変定電圧電源を作ってみた。
その後、テスターが無くても電圧設定が出来る様、DIP-SWと固定抵抗を組み合わせて、3V,4.5V,6V,9V,12Vが切り替え出来る様、回路追加してみた。「DC-STB-PWR.pdf」をダウンロード
使用したレギュレーターICはシャープ製PQ20RX11(秋月で4個100円とウソみたいに安い!)で3~20V1.0A出力、低損失(入出力間電圧差:MAX0.5V)という定格のものです。標準回路どおりユニバーサル基板で製作。電源を入れたら出力電圧が出ない。データシートを見たらON/OFF制御端子(3番ピン)がオープンだと出力OFF、HIGHでONとあるので入力+に接続したらちゃんと出力が出て、ボリュームでも3V~16Vまで可変出来た。リップルも10mV位と少ない。出力確認用に白色LEDに10kΩの直列抵抗を入れて、最低から最高電圧まで光るようにした。出力電流が大きい場合には放熱フィンが必要となるが、おもちゃの動作確認程度の短時間だったら、このままでも使えるだろう(フィン無しだと0.1A位でも熱くなるので、その後小さいアルミのフィンを付けた)過電流/過熱保護回路も入っている。ACアダプタにはグルーで接着して完成!追加材料費200円也
ダイソーのドア用防犯ブザーをいろいろ改造して使っていると、いつの間にかリードスイッチと磁石が5組たまってしまった。何かに使えないかとPOSTの投函センサーに使うことにした。 皆さんも不要になったものを何かに使う思考訓練をすれば、ボケ防止にもなるかも!
感度が良すぎて、時々誤動作(ONしっぱなし)するので、磁石の位置をいろいろ変えて見たが、いまいちである。磁石を変えて見たら、感度が違うので分解してみたら、中身のマグネットが違っていた。写真右が感度の高い旧型、左が感度の低い新型です。外観からは同じなので気が付かなかったが、改良?(コストダウン)しているようです(防犯ブザーとして考えた場合には影響無いのでしょう)。感度(磁力)の弱い新型?マグネットに交換して、誤動作を解消したいと思います。・・・4/9交換したらOKになりました。
防犯ブザー本体もバージョンにより部品が微妙に変更されています。どうせ100円ですから、いろいろ分解して見てみると面白いよ!
POSTは投函口が正面と上蓋に有るので、リードスイッチをそれぞれに使用することにして、パラ接続する。メロディー発生には作っておいた秋月通商製「3曲オルゴールキット」320円を使用することにした。これは2SC1815によるオープンコレクタ出力も出ているので、他にも楽しめそうです。SW6(最初SW1にしてたが、これでは誤動作する)の部分をワンショットでON(GNDに接続)してやると、その都度、曲が切り替わり再生する。(ONになりっぱなしだと、目まぐるしく曲が切り替わる)と言う事で蓋を開けるときセンサーまたは磁石が通過するようにした(SW6の場合にはリードスイッチが開閉で2回ONすることになり、曲が変わってしまい不自然だが我慢してもらおう)。ここで判ったことは、リードスイッチのヒステリシスが非常に大きい(ONになる場合には磁石を近くしなければならないが、磁石が強力な場合OFFになるには5cm以上離さなければならない)ことです。・・・そういえばリードリレーもOFF時電圧が10~20%位だったことを思い出した。カットアンドトライで、上蓋は磁石にりん青銅の金具を付け、正面蓋は磁石に両面テープを付けて、側板内側に貼り付け、オルゴールと電池はグルーで上蓋に固定した。・・・バージョンによって磁石が変更されているので、変えて見るのもいいかも。ヒステリシスを緩和するために閉時、磁石に近づけONにしておき、開時OFFで動作させるには、実験の結果ICの入力を180kΩ以下の抵抗でGNDに接続し、これとVCCとの間にリードスイッチを入れる方法もあるが、180kΩにより17μAが常に消費される。改善するには、FET入力にするとか方法は有るとは思うが?
オルゴールの替わりに「光感知音声再生キット」350円にすれば(但しCdSの替わりにセンサーを接続)例として、感謝のメッセージを録音して、再生出来る。