先日のブログで紹介したが、モーターの正転/逆転に使っているフルブリッジドライバIC(TA8428K)だとロスが大きくてトルクが相当弱くなり、実用にならないので、ドライブ制御回路の見直しを行った。
通常は左回路の様にPNP/NPNトランジスタによるフルブリッジを組むと良いのだが、ものぐさな性格で、組むのが大変なので、右回路図の様にアレンジして、リレーにより正転/逆転する様に考えて組み始めた。
リレーには秋月の2回路DC5V用941H-2C-5D(100円)を使用。高感度品なので、ドライブ電流が30mA程度とLEDを点灯させるのと、さぼど変わらず、半導体の様なロスが無いのがいい。しかもドライバICより割安である。
受信回路は電池電圧低下によるクロック周波数ズレが無い様に安定化することにし、シャントレギュレータ(TL431)を使用。
受信ICの最低動作電圧が4Vで赤外線受信モジュールも3Vからの動作品を使用する関係から4.1Vとした。
モーターへの供給回路にはポリスイッチを入れて、過電流によるトランジスタ破壊を防止することにした。確かに突入電流が押えられる様だ。
完成して動作はするものの、前進だけが誤動作しやすい。
安定化電源の出力に1000μFの電解コンデンサを入れることで、問題無く動作する様になり、トルクもロスが無いのでキビキビ走る様になった。
後は、送信器をジャンク送信器ケースに組み込んで完成となる。