沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩 55

2009年02月06日 12時15分20秒 | 手記
 この国の歴史は琉球など眼中になかったし今もない 彼らは自国の領土を明との交易権獲得のために拡大したという程度の価値観で この島々を手に入れた 果たして圧倒的な力関係がそこにあったかどうかは知らないが 琉球王朝は易々と薩摩の属国と化した 以来君臨すれど統治せずの状態で明治維新となったが 半ば強引に大日本帝国の一員とされ 以後同様な立場で経過するうち例の沖縄の悲劇が惹き起こされる かくしてアメリカは戦後東アジアの戦略の基地として沖縄を強奪しここにただその為に沖縄を利用する支配者として勝手気ままに振舞った 今彼らはすでに時効である地位協定により居座っているが 惜しむらくは 明治政府により本来帝国の一員をすら望まなかったのに日本に組み込まれ 戦勝国アメリカが異国として傀儡政府をでっち上げ今度は返還してさえ横暴を極めている状況の沖縄は 日本人としては異常に悲しい運命をたどらされているということだ この悲劇的状況は沖縄の根幹でありなにより日本における沖縄の特異性であろう チュラウミは次第に汚されていく 精神が病んでいるこの国ではもとより自然が冒されるのは当然である 沖縄に来て沖縄に移住して沖縄を知ろうとして さてこの国を傍観すると沖縄は残念な立場を強要されている この国は沖縄を蔑ろにし 沖縄の声を無視しかつかつての支配者然とし なによりアメリカにべったりして沖縄を踏みつけている 以下次回   


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