沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩 3 記憶

2007年03月08日 23時21分06秒 | 手記
 
麦を噛むとやがて甘くガムのようになり、そこは盛土した麦畑で近くに幼稚園があった、黒いコロはある日自動車にはねられ死んだ、今まで呼び捨てで遊んでいたたこが入学したその日から、自分一人の世界が広がったような記憶、と同時に自分だけが取り残されるという感覚に目覚める、ふと見上げるとその子は妙にいじわるそうに顔をしかめて見せた、嫌われる?、洟を2本垂らした少年がどこを見てるのか、つないでいる手は知らない人の手、桜の木の下で母と撮った写真、大人たちに囲まれてポケットに手を突っ込み立っている写真、コウモリを捕まえて蝿を餌にやっている、


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