民意が通じないトランプ政権 新基地建設を阻止するには[平安名純代の想い風]
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/82223
はっきり言えば、トランプあたりの米国大統領の采配で沖縄米軍基地の問題が好転する可能性はゼロだ。むしろそのことを先ずあきらめるべきだ。泥沼化するか安倍のような強硬かつ強引な従米路線で日米合作の植民地政策が具体化されていく流れしかない。現在もこれからも市民運動力によって必死の抵抗が展開していくが、行政が効果的必勝的な気組みで根強く事態を改変していく先に沖縄の未来が開けるかどうか、という状況には、この国の在り様と同様に、頗る悲観的な見方しか出てこない。軍事は今、古典的戦争の時代を遥か彼方に置き去りにして、明確に住民市民を守るような機能として存在してない。それは明らかに軍産複合の「戦争のための戦争」生産に血道をあげている。無邪気に平和希求、というが、正確には軍事行動それ自体の機能回復?、結局は軍縮という方向性をまともに見据えるアンチポスト・トゥルース思想を深化戦略化しなければ恐らくは今の絶望的な傾向を打破し得ないのだ。