犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】ワクチン接種も「個」と「全(社会)」を考える良い例か

2022年07月28日 | 日々是好日なり
 ワクチン接種をする気は無かったが、結局、打つことにした。
 「個」を優先するのではなく、「全(社会)」を優先しようと思ったためである。

 そもそも、今回のコロナウィルスはマスコミで大騒ぎをするので誤解されているが、ウィルスはペストやコレラのような、強力な病原菌ではない。無生物の”かけら”に過ぎない。人の細胞に取り付いて悪さをしても、人は生まれながらにこれに対抗して抗体ができるようになっている。だから、インフルエンザのウィルスに取り付かれても静養していると自然治癒する。コロナウィルスといっても、インフルエンザの一種と考えても間違いないだろう。

 当方は、インフルエンザなどのウィルスに感染しても一晩、布団をかぶって寝ていたら回復する、抗体ができやすい体質である。生まれてこのかた、ワクチンを打ったことがなかった。だが、老齢のため、感染した時に抗体の出来るスピードが遅く、体内で増殖したウィルスを感染源としてまき散らすことになりかねない。周囲に迷惑をかけない、「全(社会)」を優先してワクチンを打つこととした。

 表向きの建前もあるが、このコロナウィルス騒動の中で、ワクチンを打たずに感染源になろうものなら、村八分になりかねないという懸念もあった(^_^;) 「個」の利益を優先したことになるのかな(*^_^*)
 けれど、三回目まで打って、四回目はさすがにもういいだろうということで止めた。

 ワクチンは、いうまでもなく、本物の効き目を薄くしたウィルスを打ち、軽度の病気にした上で体内に抗体をつくらせ、あらかじめ防御する体づくりをするものである。人によっては、抗体ができない、あるいはできるスピードが遅くてウィルスの増殖がすすみ、防御態勢が出来きないと体調不良となり、はては命を落とすこともある。
 特に今回のワクチンは、急遽、短期間に遺伝子操作でつくられた新種のワクチンであり、従来のワクチンの概念を超えるもので、長期的な危険性についてもわからないものである。
 左様にワクチンにはリスクがある。

 ただ、リスクの大小は、若者と老人とにわけると明らかな違いがある。
 老人は、抗体ができにくい、さらに持病持ちで不健康な人が多いので罹ると重症化しやすい。重症化しないように、一般的にワクチンを打つ方が、若者に比べてリスクが小さくなる。
 一方、
 若者は、抗体ができやすい、さらに持病がなく健康な人が多いので罹っても軽症あるいは無症状になりやすい。だから、一般的にワクチンを打たない方が、老人に比べてリスクが小さくなる。
 したがって、「個」の視点からは、若者あるいは健康な老人はワクチンを打たない方がリスクが小さい。

 だが、「全(社会)」の視点から、感染拡大による社会の混乱を最小化するために、「個」のリスクよりも「全(社会)」のリスクを優先して考えて、「全(社会)」のリスクを小さくしたいので、ワクチン接種をするように誘導することは当然である。

 付言するに、ワクチンによる副反応被害を国が補償したことは無いように、すべて一人一人の状況が異なる「個」のリスクを「全(社会)」が負担することは、現実的にできない相談であるので、強制することはできないといったところだろうか。


コメント
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