malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

念仏寺・・・みつばち

2014-01-23 17:34:07 | 京都
京都の旅の目的の最大のものは、ムロン、、食べ物にある。

今晩は、そのメインイベントを控えているので、昼は嵯峨野でチャチャと摂ることにして、その前に来たついでにと念仏寺に向かった。

 

 

 

しかし、このお寺さんの変貌ぶりには驚いた。

お寺の思いと、旅行者の思いの「違い」みたいなものを大変感じてしまった。

境内はあまり変わらないような気もするが、周辺環境の変化には驚くばかりだ。

旅行者のアタシ達は、その周辺を含めて目的地の風情ととらえているので、時間の経過とともに変化してゆくその佇まいに中々ついてゆけない。

足早にお寺を出て、ブラブラとバス乗り場に向かう。

途中

こんな門松?のお飾りがあった。

昨今、門松を建てるお宅がめっきり減って、だんだん正月の風情が変化しているのだが、なんか、いかにも「京都らしさ」がにじみ出ていた。



バスで出町柳に向かい「みつばち」のあんみつを食べることにした。

手作り感いっぱいの店内であんみつを注文する。


素朴な黒糖の蜜が美味しい。

たっぷりかけて

          

          いただく。


前回、いただいたあんみつは「?」だったけど、今回は「○」である。

京都の食べ物屋さんはプレッシャーが大きいと思う。

旅行者は、みんな期待して入るから中途半端なお味では満足しないような気がする。

かく言うアタシとてそうなのだが・・・


この店は、蜜、餡、寒天、白玉全て美味しい、その上お手軽価格。ぜひお奨め。。。

祇王寺・・・落柿舎

2014-01-22 17:17:39 | 京都
天龍寺から祇王寺まで、凡そ2.2km。

鄙びた嵯峨野の道だった、、、、、はずだけど、いまでは整備されて綺麗になっていた。

当時、案内図に寂庵の表示はなかったと思うけど、今ではしっかり表示されていたり・・・



そんな思いでブラブラ歩く途中に落柿舎がある。


ここは、とにかく佇まいがいい。
今のアタシぢゃとても住めないだろうけど、こんな感じの所に住んでみたい気がする。
 

 

 

 

この藁ぶき屋根と壁、縁側、見ると住むでは大違いだろうけど日本人の懐古思考あるいは回帰志向そんな感覚が刺激される。

庭のつくばいや、向井去来のお墓などもこの風情になじみすぎていた。
 

でも、来る客は写真が趣味の人か、なぜか中国人団体。

彼らはこういう趣の建物を見て感じるものがあるのだろうか?



しばらく歩くと、懐かしい祇王寺の門前についた。


相方は初めてと言う。

「小さな小さなところだよ。でも、ここ好きなんだよ」と話しながら中に入る。
 

 

 

びっしり生えた苔が朝露をかぶってキラキラ輝いていた。

写真にはうまく映らないけど、想像してみてくださいな。

京都と言う風土が苔の生育には適しているとか、、、これだけ日当たりがいいのに美しいものです。
 

 

 

 

 




その昔、まだ寂庵庵主が俗名「晴美」だったころ、里見と祇王寺の庵主と三人で「大市」のすっぽんをよく食べに行ったのだそうな。
そんな話を何かで読んだ覚えがある。
美味処が多い京都でも、ここのすっぽんは格別とか。


すっぽんとは縁もゆかりもないけれど、あんみつでも食べてホテルに向かうことにする。

天龍寺・・・

2014-01-21 14:35:27 | 京都
「そうだ、京都へ行こう!」
              なんちゃって、京都へ行ってまいりました。

JR東海ツアーズによる格安ツアーを見つけたからッス。
但し、朝6時の新幹線、ほぼ始発電車に乗っかって「のぞみ1号」で出発。
8時30分過ぎには着いちゃうんだから早いっすよね。
今回のホテルは「グランドプリンス京都」、そこのウェルカムカウンターが八条口にあります。
そこで荷物を預けておくと2時のチェックイン時にホテルに届いていると言う便利なシステム。
コーヒーを飲んで9時の窓口開始を待ちます。

荷物を預けて身軽になったので、最初の目的地嵯峨野に向かいます。

去年の台風で大きな被害が出た渡月橋
 

まだ河原には、その残骸がところどころに残り被害の大きさが想像できます。
水はきれいでも、河原が綺麗になるのにはまだまだ時間が必要。

通りを歩いていると


こんな紅白の幕が下がっているお店が目に飛び込んできた。

日ごろ目にする紅白幕よりも幅が広い、でも、、この紅白幕の方がいいよなぁ・・・

天龍寺に向かって行くと、枯れ葦の向こうに鷺がいた。
                           


数十年ぶりの天龍寺に入る。


方丈から曹源池に向かう。
 

正月明けのこの時期の今日は平日、人が少なく気持ちがいい。
いるのはほとんどが中韓の人たち、いつかははじけるバブルの只中に居るようだ。

 

 


嵐山を借景に曹源池を一回りする。

再度、方丈を通って


望京の丘

なんとなく京都市街が見えるけど・・・・・

多宝塔の周りを回って


北門から竹林を歩いて
 

 

祇王寺に向かう

京都って・・・

2012-11-19 21:10:32 | 京都
永観堂のあと、哲学の道を銀閣寺に向かって歩いた。


食いしん坊の二人が何かめぼしいものはないかとキョロキョロしながら歩く風情は、凡そ哲学とは無縁なものだが・・・

案の定、哲学の道に入る手前で引っかかった。

アタシは店内に入らず、晴れた、いや晴れそうな空の下で待っていたのだが、流石に京の店は設えに風情がある。



               

                              




商品もさりながら、それぞれの土地に根付く店のしつらえはとても興味深い。



京都の街にある「水・流れ」については前回も触れたが、この哲学の道の疏水もある意味で代表格かと思う。

                                                 

カモやおしどりは想定していたのだが、魚がいっぱいいるのにはチョット驚いた。

                                    

                

あの魚は何ていうのだろう?25cmほどもある大物もたくさんいた。




水があれば

            

            花が咲く

                       

                                      




キョロキョロしながら歩いていたら、手頃なマフラーを売っている露天があり、気に入って即決で買ってしまった。

しばらく歩くと、「漆」と書かれたお店が目に入った。

この店は実にいいものが置いてある。これだからきょろきょろ歩きはやめられない。



銀閣寺の門前通りに出たので、まっすぐ友人宅を確認に行った。

30年ほど前には何回か泊めてもらったのだが、その後はそれぞれの生活の中であまり会うこともなくなっていたが、

3年ほど前、共通の友人が亡くなって電話を通してやりとりがあった・・・

今は関東に住んでいる友人だが、その京都のお宅を見たくなってまっしぐらに向かったのだが、

30年ぶりのお宅は一発で探し当てた。

銀閣寺の山門から1分のところにある。

懐かしくなって電話をかけてみた。次の週には帰ってくと行っていたっけ。



帰りは白川沿いにホテルに向かう。


工事中の動物園の前を通ったら、重機が通る工事用道路の脇にシマウマがいたので驚いた。



琵琶湖疏水を通りかかると

                   

                   結婚式のカップルが、まるで映画の撮影そのままにポージングしながら撮影されていたっけ・・・




通りかかりに山県有朋の元別荘「無鄰菴」があったので、覗いてみた。

                                        



そのまま歩いて平安神宮の堀に沿って歩く。

                   

                                

                                            

                                

                   

        





京都で鴨川にゆくといつも不思議に思うけど、あそこにはたくさんの水鳥がいるけど、海の鳥はいないのだろうか?

いつだったかカモメ?のような鳥を見た気がするけど、気のせいだろうか・・・

ここの堀にも鴨の一家や鷺?鴫?がいたし、、、

こういう共存っていいなぁって思う。



そんな平安神宮の西北の角に「象彦」と言う漆専門店とギャラリーがある。


永観堂を出て哲学の道に入る手前の店に引っかかった相方は、ここの無料入場券をゲットしてきた。


好き嫌いは別にして、ため息が出るような漆器が、その漆器を使った料理の写真とともに展示されていた。

特に「たん熊」のモノは良かったっけ。。。