読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

スティーヴン・キングの『アンダー・ザ・ドーム』(3)

2020年06月08日 | 読書

◇『アンダー・ザ・ドーム』()(原題:Under the Dome)

              著者:スティーヴン・キング(Stephen・King)



<ドームの発生装置発見>
    少年探偵団は町のブラックリッジにあるラジオビーコンに異常な光源を発見。
放射線測定器は+200を示し、3人とも一時意識を失った。彼らはバービーに依頼
されてガイガーカウンターで異常値点を探していたのであるが、この後どうする
のか、肝心のバービーが警察に拘留されてしまった。

 デパートの店長ロメオとラスティは少年らが発見した放射能の異常に高い地点
の調査に向かう。ラスティはしっかりと鉛入り防護服に身を固めて台地上の納屋
に向かう。そこで紫の閃光とパルスを発信する黒い箱の装置を発見する。
 近づくとハロウィンの人物などが現れる幻覚を見る。

<デモクラット紙の新聞社社屋に放火>
 町唯一の新聞「デモクラット」の編集人ジュリアはスーパーの略奪事件とバー
ビーの不当な拘束を詳細に解説した号外を発行する。ジュリアはコックス大佐
を呼び出して今町に起こっている暴動とバービー拘束の実情を訴える。コック
スは上の空。

 バービーの仲間と僭称する数人が<バービーを釈放しろ>と叫び、火炎瓶を
投げ新聞社社屋を全焼させた。号外も100年以上歴史ある社屋も全焼した。

<サマンサの自殺>
 サマンサは自分を陵虐したフランク・デレセップスとそれを唆したジョージ
ア・ルーを射殺し自殺した。
 ラスティ医師は葬儀社の遺体保管庫で4人の死者の遺体解剖を行い、明らかBJ
な殺人の確信を得る。犯人はB・JまたはB・J及びジュニア。
 B・Jの悪事を糾弾しに行ったラスティは飛んで火に入る夏の虫とばかり、逮捕
されバービー共々留置所に。


<B・Jとコックス大佐が対決>
 コックス大佐からビッグ・ジムに電話が入る。B・Jの旧悪を指摘し、今度は
目をつぶるから町政委員を辞任し、委員長はアンドレアに譲り、元陸軍看護軍
曹であったジャッキー巡査を大統領任命の補佐官に充てろと迫る。B・Jは拒否
する。激昂しそのせいで持病の心臓発作で病院へ。丁度息子のジュニアも脳腫
瘍が悪化し病院に担ぎ込まれる。

<チェスターズミル革命団結成>
 リンダやジャッキーなど警察内の良識派やロビンらはバービー、ラスティ医
師救出を第一のミッションとする「チェスターズミル革命団」を結成する。総
員12人(男子4人女子8人)プラス少年探偵団の3人。

 ジャッキー巡査は町民集会が開かれ警察署が手薄になるときを狙ってバービ
ーらを脱獄させる段取りをする。バービーとラスティ救出後の隠れ処に黒い箱
のあった果樹園の納屋を決める。
 その直後、アイルランド航空の旅客機がドームに激突、炎上した。

<町民総会前夜>
 心臓発作を起こしたビッグ・ジムは奇跡的に回復、意気軒昂で町民総会に向
けて警察職員に訓戒と指示を与える。ジュニアは依然として脳腫瘍の惑乱状態
が続く。
 コックス大佐はテレビを通じて町民とドーム外に住む親類縁者との面会(ド
ームの壁を隔てて)を町民総会の次の日、10月27日朝8時に面会することがで
きるようにすると発表。ただし限定1200名。

さあいよいよ対決の日が迫る。あとは最終第4部へ。  (以上この項終わり)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする