読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

静物画としての金もの

2007年09月17日 | 水彩画

◇金属を描く
 前回はガラス器の特徴をとらえた描画でした。今回は「金属の器」です。
 ガラス器はそれぞれの色合いを持ちながらも光の反射と透過という特徴を持って
 います。この特徴をうまくとらえればそれなりにガラス器らしさを表現できるような
 気がします。ところが金物も光の反射という特徴はありますが、金物とはいっても
 材質によって独自の色合いを持ち、合金ともなると更に複雑な色合いを示すよう
 です。
 先生は「その上、その場の空気の色が反射する」とおっしゃっています。
 要はその金属固有の色だけでなく反射光をしっかり把握して両方を絵にするのが
 肝心なようです。
 今回は桃と梨(二十世紀)とブロンズ仕立てのプレートです。金属固有の色はとも
 かく、周囲からの反射光はとらえ切れませんでした。その意味では失敗だと思い
 ます。益子焼みたいで材質感もイマイチではないかというのが作者の率直な感想
 です。
 今回の課題は「光の反射の鋭い金物と、光の反射の柔らかいオブジェとの組み
 合わせを対比させて表現すること」でした。
 更に挑戦してみます。

   

 

 

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