今日、胃のピロリ菌の除菌治療の結果を調べるために、市民病院で、「尿素呼気試験」をしました。
ピロリ菌が持つウレアーゼという酵素により、胃の中の尿素を分解して、アンモニアと二酸化炭素を生成します。
尿素の分解により、アンモニアと同時に生じた二酸化炭素は速やかに吸収され、血液から肺に移行し、呼気中に炭酸ガスとして排泄されます。
この試験法は、この原理を利用して、検査薬を服用します。
ピロリ菌に感染している場合では、尿素が分解されるため呼気に、CO2が多く検出されることになります。
一方ピロリ菌に感染していない場合では、尿素が分解されないため、CO2の呼気排泄はほとんど起こりません。
検査方法は、呼気を採取して、そして、検査薬を飲んで、うつ伏せで5分、仰向けで5分、さらにうつ伏せで5分、横になります。
最後に、もう一度、呼気を採取して終了でした・・・・・20分ぐらいで、簡単な検査でした。
結果は、後日、外来診察で聞くことになります・・・・胃カメラを飲まなくても、検査できるので、やってみるといいです。