不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

避難勧告と避難指示

2011-09-06 17:18:05 | 日記
 台風12号により多くの方が犠牲になられました。

 ここに謹んで、お見舞い申し上げます。

 さて、今回注目されていることで、避難勧告と避難指示の発令のタイミング等が取りざたされています。

 避難勧告は、居住者に立ち退きを勧め促すもので、避難を強制するものではありません。

 簡単に言うと、「避難したほうがいいですよ」です。

 避難指示は、災害被害の危険が切迫したときに発せられるもので、「勧告」より拘束力が強いものです。

 簡単に言うと、「避難してください」です。

 しかし、指示に従わなかった住民に対して直接強制までは行われません。

 この避難勧告と避難指示の発令について、「避難勧告」を規定している法律は、『災害対策基本法』です。

 「避難指示」を規定している法律は、『災害対策基本法』のほか、『水防法』『地すべり等防止法』『警察官職務執行法』、

 『自衛隊法』です。

 例えば、河川の洪水が切迫している場合の「避難指示」は、『水防法』に基づき発令することとなります。
 
 ですから、行政機関が発令するタイミングが非常に難しいと言えます。

 ですから、避難勧告と避難指示が出てないから大丈夫ではありません。

 状況によっては、早い段階で安全な場所への自主避難が理想です。

 皆さんが、住んでいる場所の過去の災害による歴史や、地形を十分理解しておく必要があると思います。