JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

「戦争法」(安保法制)の実施が見える 

2016年02月11日 | Weblog


DVD「あの日の声を探して」2014年/仏=グルジア制作。ドキュメンタリーではないかと思うほどの切迫感。ロシア軍によるチェチェンの人々への暴虐の数々、ちょっと不良のロシアの若者が殺害を楽しむようになっていく恐ろしさ。
 ロシア軍が日本の自衛隊に重ねて見え「安保法制」が何をもたらすのか?生々しい映像です。
 一方、EUの女性職員が現場で無力感を感じながらも、真相を伝えようとし、一方、両親を目の前で殺された少年を保護し心が通うようになる。
 本当の支援・国際貢献とは何かを考えさせます。ラストの女性職員涙が希望を語っています。

瀬島龍三が「日本の軍人を預かって貴軍隊のために働かせてほしい」と

2016年02月10日 | Weblog

不破哲三さんの本「スターリン秘史巨悪の成立と展開」第5巻を語る。が「赤旗」2月8日と9日に掲載されました。
 石川康宏・神戸女学院大学教授、山口富男・社会科学研究所副所長3名で語っています。
 反ファシズムでなく領土拡張
 最初はヒットラーと組んで、次は連合国の一翼を担ってヒットラーを撃破する、狙いは領土拡張という支配の拡大が目的だったという解明は、反ファッショの戦いでのスターリンの役割という評価を打ち破っています。
 領土放棄自ら
 日本の戦争指導部「ポツダム宣言」への拒否・交戦声明により、「原子爆弾の使用とソ連参戦の口実をむざむざ提供してしまった。」(高木惣吉海軍少将)。
 日本が作った降伏条件に日本の「固有の領土」から沖縄と小笠原・北千島をはずした。「外地にいる日本人は出来るだけ日本に帰さないとしたことです。日本は人口密度が高くて経済的に困るからというんです。これが満州問題、シベリア抑留問題を引き起こす大きな要因の一つとなりました。」 
 瀬島龍三が捕虜を放棄
「瀬島龍三という大本営の参謀が″日本の軍人を預かって貴軍隊のてめに働かせてほしい″という陳情書をソ連にだしているのです。これがそのコピー(写真)です。」
 三種の神器が一番大事
「あなたが、捕虜になることよりも三種の神器の護持が大事だ」 と木戸幸一が天皇を前に言うなど、日本の戦争遂行者の異常な状態も暴露しています。

 これが、安倍首相のめざす戦争の姿ではないでしょうか。

町政レポート900号に

2016年02月10日 | Weblog

町議になって以来、ほぼ毎週発行を続けてきた、「町政レポート」が900号を迎えました。

 毎回、読者の方から、間奏・要望・軸の訂正などいただき、続けることができ、感謝です。

 毎日の、フェイスブックやブロクでの記事を元にしながら、続けています。



農産物直売所での売れる加工品のポイント

2016年02月06日 | Weblog

昨日は、町役場で、農産物直売所での「売れる加工品」のポイントの専門家のお話を聞きました。
 すでに商品を売っている、これから商品化を考えている町民の方21名が参加されました。
 講師は、(株)シンセニアン代表取締役 勝本吉伸氏(千葉大園芸学部卒・奈良県農業改良普及員・奈良県明日香村「あすか夢販売所」店長、農林水産省選定「地産地消の仕事人」等々)です。
 各地の直売所の売れている加工品の特徴。
商品化するための許可・申請などの詳しい手続き。
 持ち寄ってこられて商品の味見と改善点などを具体的に提案されました。
私は「睦沢町の気候・土壌にあった商品は何か」と質問し、現在町の特産としている梅を活用すること、様々な方がいろんな加工方法の違いや量の違いによる多種商品化がポントであること、今日味見をした加工品どれも、ちょっと手を加えれば十分商品化できることなど説明されました。
 また、独自の工夫のすばらしい商品を売るには、特徴を捉えたネーミング・容器・ミニキッチンを活用した、生産者自身による、試食販売などの方法も提案されました。 また、季節・時間・天候などによる販売実績を記録して置くことの大事さも指摘されました。
 知識と全国の直売所を観てこられて方だけに、実に、具体的で実践的なないようで感心しました。
 ご本人は「どうもニンジンがだめでして」と話すなど、とても身近な人柄を感じました。

 

島村圓鉄発掘20年 睦沢町資料館にJRも観光コーズに

2016年02月02日 | Weblog

 睦沢町の歴史・文化への関心が広がっています。
 鴨川市では、展覧会解説講座「伊八のルーツ・彫物師島村圓鉄最新調査報告」として、睦沢町立歴史民俗資料館 山口文氏が報告されます。(2016年02月21日 午後2時から ところ 鴨川市文化財センター学習室 )
 JR東日本では企画として、「 房総の歴史探訪と食を満喫。房総で有名な“波の伊八のルーツを探る”江戸彫工名人『島村圓鉄』の作品にふれる旅にご案内」として取り上げ、各駅に睦沢町学芸員久野一郎氏と島村圓鉄の彫刻を載せたポスターを貼りだしています。
 作者については、下記の通り睦沢町歴史民俗資料館の20年にわたる調査結果により判明しました。
 現在も、資料館2階で彫刻を見ることができます。資料館は、年間何度も企画展を行い、近隣の学校からも見学に訪れるなど、歴史を学ぶ貴重な場所となっています。
 ■開館時間   午前9時~午後4時30分
■休 館 日  月曜日、館内整理日
       年末年始 12月28日~1月4日
■入 館 料  無料

お問合わせ
〒299-4413 千葉県長生郡睦沢町上之郷1654-1
TEL 0475-44-0290
FAX 0475-44-0213


 「島村圓鉄は、元禄~享保5年(1688~1720)ごろに活躍し、成田山新勝寺の光明堂(元禄14.1701年)と三重塔(正徳2.1712年)(いずれも国指定重要文化財)、大杉神社本殿(正3・1713年)の彫り物を担当し大前神社拝殿向拝の龍(栃木県指定文化財)観明寺の「地獄極楽欄間」(一宮町指定文化財)などにも作品がある。観明寺は一宮町にある天台宗の名刹で、20年ほど前、観明寺から当館に旧本堂に付いていた多くの彫刻が寄贈された、以来、当館はそれらの調査を続けた結果、このほど作者は島村圓鉄であることが確定し、全貌が明らかとなった。なお「島村圓鉄」の表記について、このたび当館の企画展では作者の姓を「彫工世系図」により「島村」とし、名は雨引観音にある墓石刻銘により「圓鉄」とした。」(睦沢町制施行30周年記念企画展『江戸の彫工名人 島村圓鉄』
2013年12月14日2014年2月23日案内チラシより)

藤沢周平を超える作家か葉室麟

2016年02月01日 | Weblog


「ご自分がなさりたいことができれば、それでよろしいのですか。・・・・・・しかし一人ではできません。お互いに力を貸し合って、それぞれのなしたいことをやりとげることが人の世というものではございませんか」葉室麟の「秋月記」の一節です。農民への暖かい視点など藤沢周平の視点に似ていると感じていましたが。解説の縄田一男氏が「藤沢修平のそれを超える可能性」と書いています。
 ただ、藤沢周平の短編で、仇討ちに疲れた武士がたくましい農家の女性と結ばれ、武士を捨てる覚悟を、すがすがしい気持ちと表現した境地にまで立っているのかは、まだ、わかりませんが。