睦沢町の歴史・文化への関心が広がっています。
鴨川市では、展覧会解説講座「伊八のルーツ・彫物師島村圓鉄最新調査報告」として、睦沢町立歴史民俗資料館 山口文氏が報告されます。(2016年02月21日 午後2時から ところ 鴨川市文化財センター学習室 )
JR東日本では企画として、「 房総の歴史探訪と食を満喫。房総で有名な“波の伊八のルーツを探る”江戸彫工名人『島村圓鉄』の作品にふれる旅にご案内」として取り上げ、各駅に睦沢町学芸員久野一郎氏と島村圓鉄の彫刻を載せたポスターを貼りだしています。
作者については、下記の通り睦沢町歴史民俗資料館の20年にわたる調査結果により判明しました。
現在も、資料館2階で彫刻を見ることができます。資料館は、年間何度も企画展を行い、近隣の学校からも見学に訪れるなど、歴史を学ぶ貴重な場所となっています。
■開館時間 午前9時~午後4時30分
■休 館 日 月曜日、館内整理日
年末年始 12月28日~1月4日
■入 館 料 無料
お問合わせ
〒299-4413 千葉県長生郡睦沢町上之郷1654-1
TEL 0475-44-0290
FAX 0475-44-0213
「島村圓鉄は、元禄~享保5年(1688~1720)ごろに活躍し、成田山新勝寺の光明堂(元禄14.1701年)と三重塔(正徳2.1712年)(いずれも国指定重要文化財)、大杉神社本殿(正3・1713年)の彫り物を担当し大前神社拝殿向拝の龍(栃木県指定文化財)観明寺の「地獄極楽欄間」(一宮町指定文化財)などにも作品がある。観明寺は一宮町にある天台宗の名刹で、20年ほど前、観明寺から当館に旧本堂に付いていた多くの彫刻が寄贈された、以来、当館はそれらの調査を続けた結果、このほど作者は島村圓鉄であることが確定し、全貌が明らかとなった。なお「島村圓鉄」の表記について、このたび当館の企画展では作者の姓を「彫工世系図」により「島村」とし、名は雨引観音にある墓石刻銘により「圓鉄」とした。」(睦沢町制施行30周年記念企画展『江戸の彫工名人 島村圓鉄』
2013年12月14日2014年2月23日案内チラシより)
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