JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

議会構成の一部変更など臨時議会

2012年08月11日 | Weblog
 町長選挙に現職町議立候補による、1議席減少にともない、常任委員会や各種審議会への議員の配置の変更が行われました。
 また、議会選出の監査委員の欠による、補充では、岡澤宏一議員が選出されました。
 議員定数は14ですが、13議席になり産業建設常任委員会が3名になったので、総務常任委員会から1名移動し、総務常任委員会が4名、産業建設常任委員会が4名、教育民生常任委員会が5名となりました。
 こうした中で、議員定数削減の動きがありますが、市町村合併の新たな動きや道州制の動きなど、地方自治そのもののが縮小されようとしている中、首長のチェック機関としても、議会の役割は重要になっています。

2冊の本 梅原司平さんのコンサート11日(土)が楽しみ

2012年08月09日 | Weblog
 1991年に「もっと人間!もっと愛!」2008年に「売れない歌手でよかった」2冊の歌手の梅原司平さんの本を持っています。
 司平さんの、歌はCDでは聞いたことがありますが、コンサートで本物を聞くのは、今回がはじめてです。
 本を買ったのは、なんとなくでしたが、学校講演での生徒との真剣勝負の姿にすごいひとだと感じました。
 2冊目では、「君!なかなかいいじゃなーい。いい人紹介するから、明日、赤坂に来てよ」「私は約束の赤坂の料亭に行ってきたが、女将はそんな話は聞いていないと言った」こんな挫折も率直に書かれてます。
 沖縄のお店で歌ったら、お客から、明日友だちを誘っておくからといわれ、酒の席での約束は信用しないと思っていたら、その方が20人さそって来てくれた。
 司平さんは「人は信じて良い。」「やっぱり、人間って素敵なんだ」と書かれています。
 司平さんの歌を見抜く沖縄のお客さんもすばらしい。
 11日のコンサートが楽しみです。

 8月11日(土)茂原市東部台文化会館 午後12時30分開会 13時開演。入場料3000円。

ときわぎ工舎が手作りパン・クッキーのお店

2012年08月08日 | Weblog


 睦沢町の障害者福祉サービス事業 ときわぎ工舎が、手づくりパン・クッキーのお店をこのほど開きました。
 ときわぎ工舎は、これまでも、地元睦沢町の小麦を使った学校給食パンなどをつくり、地産地消の大きな役割を果たしてきました。
 このほど、お店としても利用できるようになりました。
 営業時間は、月~金 10時30分~16時30分
 定休日 土日祝日

 

社会変革に生きる決意示した「敗北の文学」宮本顕治著作集

2012年08月07日 | Weblog
 戦前、社会変革の意識が、プロレタリア文学という形で、動き出していた中で、宮本顕示さんの、芥川龍之介への評論「敗北の文学」は生まれました。
 宮本顕治著作集第一巻に納められています。「当時の私を日常的にとらえていたものは、社会科学ーマルクス主義の示す理性的な方向と、インテリゲンチャとしての過度性の問題、そこにある矛盾とその追及、打開の問題であった」と(宮本顕治文芸評論集第一巻のあとがき)その問題意識を語っています。
 芥川龍之介は現状を肯定できなかったが、変革者の立場にも立ちきれなかった。東大経済学部の学生だった、宮本顕治さんは、芥川龍之介の生き方を自分の生き方と重ねて「『敗北』の文学をーそしてその階級的土壌を我々は踏み越えて往かねがならない」と結論しています。
 この、革命運動へ人生を生きる、決意の迫力と緻密さが、「改造」審査員を動かし、入選となったのではないでしょうか。
 刊行がはじまった、宮本顕治著作集第一巻は、私の知っている革命運動の方針を語る内容ではなく、プロレタリア文学を通じて、社会変革の方向を語っています。
 

フランス人から見た加藤周一 「加藤周一における『時間と空間』」

2012年08月06日 | Weblog
「加藤周一における『時間と空間』」ジュリー・ブロック編著 かもがわ出版1800円は、加藤周一没後日本とフランスでの2つの講演をを中心に構成されています。
 あらためて、感じたのは、戦争で友人をなくし、東京大空襲での医者としての活動などの生き方の原点があり、日本の平和があぶないと認識したときに敢然と「9条の会」を立ち上げた、勇気と決断の姿です。
 死の直前の洗礼についても、書かれていますが、わたしは、自由人加藤周一さんのなにかやさしい側面のような気がします。
 「時間と空間「いま ここ主義」について、ジェリーブロックは、集団主義を人間一般の問題としてとらえているようで、私には理解できませんでした。
 エドカール・ラモンの「キリスト教信仰、そしてマルクス主義の救世主信仰にともに裏切られた西洋文明は、この袋小路から逃れるために、あらたな時間間をあみだしていかねばならない、あるいはそうした時間間を他の文明ー西洋から遠く離れ、救世主信仰や超越論の影響圏外にあるような文明から学びとらねばならない。すなわり、加藤周一が論じた日本のように、西洋とは異なる時間間を発展させてきた文明に目を向ける必要があるのだ」との見方に、ヨーロッパにおけマルクス主義の停滞の思想状況を感じるとともに、変革の実践のなかで、科学的社会主義を発展させている、日本共産党の立場を再確認できるものとなりました。

睦沢町で放射能の危険性と国の姿勢に警告 被爆者・朝比奈隆さん

2012年08月05日 | Weblog


 「赤旗」日曜版の8月5日号に、睦沢町在住の画家、朝比奈隆さんが登場しています。
 広島での被曝の体験から、福島原発事故による放射能の危険性に警告を発しています。
 被爆者の認定裁判に参加し勝利しました。
私は、第一回の裁判で朝比奈さんの体験を聞くことができ、被曝の恐ろしさを改めて、実感しました。
 朝比奈さんは「核兵器も原発も、人間と共存はできないのです」と語っています。

26日講演の池上先生を、千葉県革新懇ニュースが紹介

2012年08月04日 | Weblog
 千葉県革新懇ニュースが、池上幸江医学博士のインタビューを紹介しています。
池上博士は、今月26日(日)午後2時~睦沢町中央公民館で食品の安全と放射能についての講演を予定されています。
 以下、千葉革新懇ニュースより転載します。

 千葉市美浜区在住の大妻女子大学名誉教授で、国立健康・栄養研究所名誉所員である薬学博士の池上幸江(さちえ)さんから原発事故と食品・水などの問題や、これまでの研究者としてのあゆみなどをうかがいました。                       
 池上さんは大学を定年退職され、お孫さんの育児の手助けのため千葉に来たのですが、昨年の3・11以降は、「放射能と食品」で各地から講演を依頼され、飛び回っています。                 
放射能と食品
各地で講演
 3・11以降、30回を超える講演の内容は、福島の原発事故による食品・水の汚染状況など多岐にわたっています。
 食品・水の放射能規制、食品・水道水汚染の実態、母乳、大気の放射能汚染、放射線の健康への放射線の健康への影響と対策などです。
 そして、これらを時間的経過で明らかにするとともに、実態では福島や千葉県の地城ごとのデータにもとづいてのべています。
 放射能の規制に関しては、福島での事故以前から国際放射線防護委員会(ICRP)による勧告で、原子力委員会が指標値をもっていました。この基準が事故後、労働省により採用され、食品安全委員会が検討し妥当と判断しましたが、年間10ミリシーベルトを超えても 「不適切といえない」など問題もありました。
 その後、昨年末、新たな規格基準が設定されました。朝日新聞と京大による昨年12月4日の食事調査では、福島や関東でも食事全体からの放射能はこの新基準値の根拠となっている年間1ミリシーベルトよりかなり低くなっています。また西日本では放射線はほとんど検出されませんでした。
 心配な福島の子ども達
 今回の事故で現在一番心配されるのは、事故直後における福島の子どもたちの被爆です。これはチェルノブイリなどでは、5~IO年後に甲状腺ガンが多数発生しており、日本政府の対応が悪かったため、今後追跡していかなければならない深刻な問題です。
 放射能の汚染に対しては、事実にもとづいて科学的に冷静な判断が求められますので、この問題を「恐れず」「あなどらず」の精神で臨み、学んで欲しいと思います。
 原発事故に対して東電や政府への対応も大切ですが、この間感じたことは自治体の首長をはじめとした姿勢で、住民への対応が大きく異なることです。「住民が、自治体を動かすこと」が大事だと思います。     ヽ
 正義とねばりの人生
 池上さんの物事に対するまっすぐで科学的な見方は、その経歴にあります。
 大阪大学の薬学部を出て、大阪にある厚生省衛生試験所に就職。大学でも、職場でも、今日からみれば女性の評価や扱いは「セクハラ」ともいえるものでした。就職して、まもなく職場で組合の結成に参加。そして仲間と共に「科学者会議」にも加盟しました。「組合活
動をしているから研究がおろそか」と言われたくないので、「研究も組合も」とがんばりました。子育てしながらでしたから大変でした。民間に就職した同級生の多くは「寿退職」した方も多くいました。
 そういう中で、非民主的な人事を行った所長を排斥するなど職場の民主化もすすみました。国立栄養研究所では、女性ではじめて「部長」になりましたが、「民主的職場づくり」が功を奏して、今日では職場に女性の「部長」は当たり前になっているのを喜んでいます。
 厚生省を退職後就職した大妻女子大学の教授も定年退職し、今はまったく自由の身分です。千葉市の革新懇の会員にもなり、みなさんと一緒に活動ができてうれしく思っています。◆池上さんは、お孫さんのお世話もしながら社会とのつながりをしっかりもってがんばっています。今後ますます住民のためにがんばって欲しいと思います◆
(聴き手 河内・谷ヶ崎)