JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

ファシズムとのたたかいを知る

2012年06月17日 | Weblog

 「加藤周一氏の現代ヨーロッパの精神」岩波現代文庫1020円。
私は、日本社会のルールなき資本主義がなぜ、通用するのか、ヨーロッパとどう違うのかという問題意識を持っています。
 これは、不破哲三さんが、日本社会の特徴について述べていますが、ヨーロッパ社会はどうなのかという疑問から、読みました。
 その中で、別の課題を発見しました。橋下市長の強引な手法とのたたかいを、一般マスコミが放棄し、というより持ち上げている中で、市民のたたかいと一体に民主主義の視点で、果たしている「赤旗」の役割に改めて感じたことです。
 この本の中では、ドイツ、イタリア、フランスなどの反ファシズムの戦いのちがいについても、ナチスが国民的な反撃が起こらなかった問題など、解明しています。
 「赤旗」が徹底した、橋下市長の実際の市民いじめの事実の実態を暴露し、市民運動を事実にそって、報道してていることの、大切さをこの本からも感じたのです。
 ただ、カトリック、プロテスタントの役割などは、むずかしくて分かりませんでした。