JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

真正面から意見を交わす。  ブロガーちきりんさんと志位和夫委員長

2015年02月06日 | Weblog

  志位和夫委員長とブロガーのちきりんさんとの対談を週刊プレイボーイで読みました。ブロガーという名前を知らなかったのですが、ブログを書く援助をする人と言うことなのでしょうか。大変人気のあるブログを書いている、匿名の方のようです。
 おもしろい対談です、ちきりんさんは、真っ向評価と疑問をぶっつけ、志位和夫委員長も真正面から答えています。
 ちきりんさんが「党名を変えなかったのも賢い判断ですよね。『JBJ=日本興業銀行』という、歴史もあり海外でも通用していた名前の価値が理解できず、『みずほ』なんてアホな行名に変えてしまった民間企業より、共産党のほうがよほどブランドの価値を理解しています」「最近ワケのわからない名前の党ができましたが、もし共産党が党名を変えていたら現在の躍進はなかったと思います。」
 などの意見は、若い方の日本共産党の見方の変化として貴重だと思います。
 ちきりんさんは、解って言っておられて言っていると思いますが、「二段階革命論」を援用した巧みな立ち位置として、「『綱領』」を変え『庶民を守る党』というポジションにうまく転換されました」と語っています。
 二段階革命論は、当初旧綱領の中にあったのですが、アメリカいいなり、大企業中心のいびつな日本を、まともな資本主義の社会への根本的に変えること。そして、連続的に社会主義社会へと変えることという内容を含んでいました。
 新綱領では、資本主義で人類の歴史は終わりではない、未来社会の展望として、社会主義・共産主義社会を見通していますが、あくまで、国民多数の意志にもとづく、社会の段階的発展の見通しとして位置づけており、革命という言い方をしていません。さらに、めざそうという国民多数の合意が出来たとしても、その見通しも、そうとう長期にわたる、「過度期」を経過するだろうと考えています。
 なお、プレイボーイ誌の解説の仕方は「封建主義社会から、資本主義そして、共産主義社会という二段階の革命論」というような書き方をされていますが、間違いで、資本主義社会の枠内での民主主義革命と社会主義革命という見通しを旧綱領はしていました。」

おそろしい、改憲発議へのねらい

2015年02月06日 | Weblog

昨日のテレビニュースを見ていてゾッとしたのですが、自民党の船田元・憲法改正推進本部長との阿倍首相の会談で、来年夏の参院選後に、「改憲発議」を行うと名言したとのこと。
 自民、公明は参議院では三分の二に届かず、来年の参院選でこれを越えて、国民投票に持っていき、過半数を得ようというのでしょう。
 世界中どこでも戦争してきた、アメリカといっしょに、戦争する日本は絶対ご免です。共同通信の総選挙後の世論調査では「憲法改正」についての「反対」が50.6%です。小選挙区による、多数を背景にした議席で何をやっても良いと思っているようですが、国民は冷静です。