JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

日本航空、アメリカの圧力と放漫経営が生み出した差別と組合員への信頼

2010年01月20日 | Weblog
 感動して読んだ「涼まぬ太陽」の映画も見ました。町の議員の中でも、日本航空の会社更生法の適用を申請の中で、この映画が話題になりました。
 「組織と人間」という一般論の表題にしていますが、中の佐高氏の「組織と忠誠心」は、今ひとつ主張がまとまっていませんが、小倉寛太郎氏との対談は、日本航空によるまともな労働組合(いわゆる第一組合)、そして労組委員長の小倉氏への、差別・迫害の中で、仲間を信頼することのすばらしさを述べています。
 3部構成ですが、それぞれ、以前の出版物からの転載であり、3部は「自然に生きて」新日本出版者の小倉氏の著作からの転載です。
 「組織と人間」という一般論ではなく、ずばり、「日本航空と労働組合、企業と人間の生き方」と述べるべきです。
 この書では述べられておりませんが、この背景には、放漫経営だけではなく、アメリカの圧力による原因もあることが、今日の「赤旗」で解明されています。今、労働者が立ち上がり、まともな労働組合を分裂・つぶしに係った労組の体質の弱点は、労資協調主義路線と特定政党支持路線です。この克服が真正面からの課題になっている、現在、小倉氏の生き方は、個人にとどまらない、励ましを私たちに与えていると思います。