2005年7月16日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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 恵です。先週はお休みしたので、2週間ぶりにブログを書きます!

 今日は、”NAXOS”のCDが大量に入りました!!入荷直後、ギター協奏曲集(ヴィヴァルディ、ジュリアーニ、トローバ)が早速売り切れました!!とてもお安く、期待の新進演奏家シリーズなども多数入りました!!是非一度ご覧ください

 今日は、南山大学ギターアンサンブルの方がいらっしゃいました!(先月は、OBの方々の演奏会がありました)9月に当サロン3Fでコンサートが決まっている、古川忠義さんのCDに入っているベンチャーズを聴きながら話しに花が咲きました。
 ベンチャーズと言うと、私の父の年代になるのですが、とても楽しい曲が多く感動しました!ギターはサイレントギターを使用されています!ちょっとユニークで、楽しいCDです!!
 まだ7月ですが9月の演奏会が楽しみです!!



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Vicente Carillo(ビセンテ・カリージョ)と言う名前になじみのある人は少ないと思います。
これは日本でまだあまり知られていないスペインのギター製作家の名前なんです。私が始めて彼に出会ったのは4年前のフランクフルト・メッセ(欧州最大の楽器ショー)でした。いくつもあるギター製作家のブースの中で非常に気になるギターを展示していました。人柄も非常に人懐こくてすぐにアミーゴになってしまいました。私は彼のギターが気に入ったのでヤマハの輸入会社、ヤマハミュージックトレーディングに紹介しました。しかし、担当者にあまりその気がなかったのか取引までには発展しませんでした。私も輸入の仕事は自分の管轄ではなかったのでそれ以上関わる事も出来ず、またそれ程気にも留めていなかったのでそのまま3年が過ぎてしまいました。

去年の11月には自分で独立してギターの専門店を開業する事を決めた私はこのVicente Carilloの事を思い出しました。3月にスペインに行く事を決めたとき私は彼の名刺を探し出してメールをしました。彼は私の訪問を快く歓迎してくれました。彼はマドリッドから汽車で2時間かかるクエンカと言う所に住んでいました。3月11日にマドリッドのアトーチャ駅から列車に乗りました。丁度昨年の列車爆破テロ事件から1年後の日でた。

彼はローズのモデルとハカランダのモデル、そして側板を二重にしたモデルの3モデルを持っています。ただし、今はハカランダを使用することは殆ど不可能になっているため彼は南米ローズ“Caviuna”と言う名前を使っています。弾き比べするとやはりカビウナ(ハカランダ)のモデルが一番良い楽器でしたので杉と松の2本を注文して帰ってきました。

私は普通は松好みなのですが、彼の楽器は杉も捨てがたいのです。音色も明るく粘りのある音がするのです。松は松の良さ、締まった透明感のある音がしていますが。非常に出来の良い楽器なのにまだあまり注目されていない製作家として紹介していきたいと思っています。

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