2005年7月4日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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今日は定休日でしたが仕事をしに店に下りると、なんと湿度計が98%を示しているではありませんか。人間の体もこういう日は皮膚がジトジト、ベトベトして気持ち悪い訳ですからギターもさぞかし不快な思いをしているに違いないとさっそくエアコンを点けました。
ギター1本ならケースに乾燥剤を入れておけばいいのですが、お店全体の湿度調整には乾燥剤では間に合いません。エアコンや除湿機を点けるしかありませんね。

普段は70%前後程度なら閉店してエアコンを切ると扇風機を回してギターに風を当てておくのですが、この湿気では風だけでは駄目ですね。それでは何%くらいが楽器に良いのか皆さん知ってますか?一般的には楽器に最も良い湿度は40%~50%前後と言われています。エアコンを点けたらたちまち55%まで湿度が下がりました。これでギターも気持ちよいだろうとひと安心。

先日の吉本光男さんのイタリア紀行でもお話しましたが、楽器は乾燥した状態で非常に良く鳴ってくれます。高級ギターに使われるセラックなどの塗装ほど湿気に敏感で、雨が降るとギターが不機嫌になって鳴ってくれないと言う話は良く聞くかと思います。
また、鳴る鳴らないだけではなく、湿気で表板が膨らんで弦高が高くなり弾きにくくなったり機能上の問題も出てきます。

皆さんも大切なギターを湿気から守ってあげてくださいね。乾燥剤をケースに入れておくだけで対処できます。でも乾燥剤も普通のものなら数ヶ月で効き目がなくなってきますから気をつけましょうね。1年以上も入れっぱなしの乾燥剤はもうただの袋ですよ。

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