消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

並んで走る

2010-08-06 23:16:37 | 消防・救急
昨日は3件、ちょっと忙しかったです。

今の署は地理的な面で1件出ると時間が長引きますし、走行距離も長くなります。なので3件以上出るとちょっと忙しいかな?と思えるぐらいです。

比較的連続して続いたので肉体的にも疲れましたが、昨日の当番は精神的にも疲れた勤務でした。職場の人間関係とかではなく、どちらかと言うと惨事ストレス的な感じの。

ちょっとこれはきついなと思った事案に遭遇しました。

この事案の概要には触れませんが、いずれこの事案に遭遇して思ったことを書いてみたいと思います。今日はまだ頭の中で文章がまとまりませんので…。


話題を変えて、タイトルにある『並んで走る』お話。


平日の昼間ですとクリニックや総合病院は普通の診療時間ですが、夕方以降になると診療を行っている病院が限られてきます。

救急車の受け入れに協力してくれる救急告示病院(二次医療機関)においては時間外診療、救急医療で夕方以降も診療を行っていますが、日によって診察科目が異なることがあります。

例に挙げると、総合病院ですので日中の診療科目は多岐に渡るが、夜は内科の先生しか当直していないと言うことですね。(当然他科目の場合もあり)


救急要請があった場合、日中は直近の診療可能な病院に搬送しますが、平日の夕方以降や休日などの時間外の場合は地域の当番の病院が決められており、原則そこに搬送しています。

今日の当番は内科は○○病院で、外科は△△病院で…と言う感じ。なので救急要請があってかかりつけ等がなければ原則当番病院に収容依頼をして搬送。自隊だけでなく、他の救急隊も同じです。

当番の病院は大抵1~2病院。なので夜間や休日は必然的に救急車が集まってきます。出場場所は違えど、どの救急隊も当番病院を目指して走る。なので途中で他の救急隊と合流して、そのまま搬送する病院が一緒と言うこともありえます。昨日の当番勤務中、現にそんなことが起こりました。


搬送先が決まって走っていると、交差点の横から顔を出した他の救急隊。

こちらの信号が青でしたのでそのまま進み、やがて他の救急隊も後をついてくる感じになりました。

我が隊の救急車と他隊の間に一般車両が走っていたのですが、やがてピッタリ後ろについてきました。

どこ行くのかなと走りながら気になっていましたが、離れる気配はなし。最終的に搬送した病院まで同じ。2台まとめて救急車が来たことに、搬送先の病院スタッフも少々慌てていたようでした


火災出場やPA連携で同じ署から同時に出場して、並んで現場まで向かうことはありますが、違う現場から途中で合流して2台の救急車が並んで走るってあまりないかな(苦笑)

過去にはパトカーと一緒に走ったこともありましたけどね(お互い緊急走行です)



今日は疲れもあったのと、ベランダの野菜たちの世話をしたかったので、嫁の実家には顔を出さず。

明日は家の掃除をさっさと終わらせて、早めに顔を出そうと思います。

子供たち(嫁も)は元気かな?

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
珍しい (白熊)
2010-08-07 22:25:46
救急車が並んで走行してるのも珍しいですね以前勤めていたやはり二次救急の病院で違う所から同時に2台きた事が有りました。しかも両方とも心肺停止だった為に病棟もバタバタした記憶があります
返信する
白熊さんへ (ムサシ)
2010-08-10 21:54:02
お返事が遅くなりすみません。

休みの日には嫁の実家に顔を出している関係で、なかなかパソコンの前に向かえない状況が続いています。

間隔が不定期になりがちですが、どうかご了承くださいませ。


嫁の里帰りもあと少しの予定。束の間の一人暮らしもそろそろ終わりそうです。


緊急走行はある意味交通の流れに逆らって走っているようなものです。様々な免除規定など緊急走行ならではの特権がありますが、その分事故などのリスクは高くなります。

並んで走る場合、避けた車が2台目の存在に気付かずに動き出し、危うく衝突…なんて危険性もあります。


普段は機関員として救急業務に携わる私から見た、緊急走行時のお話もいずれは書きたいと思っています。
返信する

コメントを投稿