紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

酷暑に耐え抜く日本ムラサキ

2022-07-02 21:28:53 | 日記
「降雨無し1週間、36°C 超えの日射にも耐え抜く」
6月最後の1週間は真夏の天気になってしまった。
気温は32.6°C〜36.6°C 雨なしの日々であった。


最後に定植を終えた畝が気になった。それは、草マルチのカット萱の厚さである。
根付くには、水分が多い方が良いが生育には日射が欠かせない。


5日目には多くのカット萱を取除いてしまった。
日照りで、葉は丸まっていないか心配であったが反対に本葉の生育が確認できた。


ビニールマルチの畝は頃合いで、特に心配はしていなかった。
乾燥した土は固くまだ支柱なしで花を咲かせている。


最も生育の進んだ畝で草丈は50cmを超えてきた。
気掛かりだった下草も、取り残しが大きくなっているだけで新芽は見当たらない。


雨無しで心配していたのは、この様な状態の本葉であった。
これ1本のみで、これも原因は地中の野ネズミの穴と関連がありそうだ・・?


倒れ伏しても純白な元気な花を付けている日本ムラサキには、矢張り手を添えざるを得ない。
強風に耐え切れずに倒れたものであろう。
土は柔らかく乾燥すると砂地かと思えるような状態で、表土は風の支えにはならない。

他にも、分枝が多く出て上部が重い茎は風に弱く多くが横になってしまう。
雨が来ても、葉や蕾に受ける雨水の重みに弱い生育過程と見ている。
1本1本に支柱を添えるのは、本数が多ければ大変な作業となる。

草丈が揃えば、列を通して1本で支える事が可能で仮の支柱と言える。
分枝が下部から生育する様になると、隣同士が競い合う状態となると手出し無用となる。
2日間自宅を留守にして居たので、苗の生育が気掛かりであったが、何ら心配の無い状態であった。

  「せわやかせ やがてむようの おやのやく」

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1 コメント

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ムラサキの保全 (いいむら)
2022-07-19 14:28:12
はじめまして。
私、北関東で草原を守る活動をしている者です。その草原にムラサキがわずかに自生しているのですが年々数を減らしており、地元の遺伝子を持ったムラサキをどうにか増殖できないかと考えております。
ブログを拝見し、ムラサキの栽培をかなり具体的に実践されていることを知り、ぜひお話を伺いたいと思っているのですが、差し支えなかったら nsns@nikkotoday.com までご連絡をいただければ幸いです。
連絡先がわからなかったのでこの場から連絡差し上げました。
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