紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・2021へ

2020-12-12 15:18:13 | 染料栽培
「紙コップから発根・発芽への試み」
紫根の収穫を終えて、ほっとする間も無く育苗に気掛かりな毎日となった。
種を採取した枝を畑に捨てたのだが、日を経て取り残しの種が目に付いた。
黒くなった枝葉に白い種が見える。投稿 2020-11-28 「霜月の苗床」


紙コップにキッチンペーパーを敷き、拾い集めた残り種を入れた。
4粒の発根の記録があるが、その後数日置きに1粒の発根が続いている。


この処発根が無いので始末をと覗いてみて、2粒の発根を確認した。

発根種はポットの培土へ、根を下に種の一部が見える程度に埋めてやる。

数日後、根は延びて発芽となる。根は直根で既に3cm以上であろう。

双葉が開くと、順調に生育が始まる。2021年の畑が待っている。

苗床の残り種の発芽苗に加えて、2段目のトレイの育苗である。

紙コップは深くて、中の様子が見え難い。半裁にして組み立てると中が一覧できる。
長いコップに意味があったのか比べて見る事にした。
種は選別の際、浮種としてハネ出した除外品である。これも、試験対象である。
発芽すれば、全て良き苗と考える事にも問題があるかも知れない。

   「しろうとの ぎもんをよそに なえそだち」

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