紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培・霜月

2019-11-22 19:05:30 | 薬草・薬用植物
「苗床の秋苗」
栽培地の畑に苗床がある。昨年に倣って9月初旬に播種をしてる。
室内での育苗を嫌って、育苗中の双葉苗を含めて畑に移した苗床もある。
畑で困ることは、多種多様色々な草の芽も出てくる事である。
草取りの時間がなかなか取れない。


発芽後2ヶ月ほとんど、手を入れてこなかった。スギナが気になって少しばかり抜いただけである。苗の列さえ分からない。

これは、育苗中のポット苗を移して、条間に敷き藁をして雑草対策をした。
それなりの効果はあった。

しかし生育上では本葉が4〜5枚で苗は揃っているが、ポット用土の限度の生育状況である。

これに比べて、播種の苗床の生育状況である。大きな苗が多い。

4日間手間を掛けての草取り。その後に霜が来た。大きな苗は早く発芽した苗。春先、発芽して2ヶ月の苗と同じ大きさである。この地上部は厳寒期には枯れて、春先に新芽を出して大変な勢いで生育して行く。苗の欠けている箇所には春先に発芽してくるのではと思うがどうだろうか。

発芽日の違いは2週間以内なら、さして気になら無いが月を超えて発芽して来る苗には困惑している。草取りもこの小さな苗で手間を要した。大雨の台風の後、発芽して来たと思われる。
既に苗を定植後の苗床容器でしばしば経験した事がある。干上がった苗床容器が大雨で水を湛えている事に気付き、それを排水する。暫くすると発芽できなかった種にとっては好条件となると思われる。
しかし、これから冬に向かう時期にこの苗はどうなるのだろう?対策は寒気を凌ぐ方法だが、雪が来る前にはと思うが前もっての実施は、日差しを遮ってしまうので少しでも土に温度を受ける方が良いのではと思案中である。

   「だいをとり しょうをすてれば なやみなし」
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