紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・定植後の雨

2020-06-13 14:49:44 | 薬草・薬用植物
「豪雨の後で・・・」
苗の生育状況や気象情報など、判断材料に迷いながら定植に踏み切った。
茎立ち前の苗が多いので、思案に思案を重ねた。
幼苗は作業に無理があるので、躊躇してしまった。
定植を終えたが、雨がない。10日間も雨無しでは給水作業を検討しなければならない。
地中に差し込んだ棒を引き出して湿気具合を見る。
天気予報を見ても、雨マークはズレていく。


期待の雨が漸く来た。弱い雨の予報であったが豪雨となった。
翌日気になって畑に行って見る。茎立ち前の苗は心配した通りとなった。


夜間雨の音を聞いて、大粒の雨が地面を打つ様子が知れた。

それにしても、カットした敷き藁の効果は抜群だった。
しかし、苗が小さくてこの作業は一部に限られた。


最悪の苗である。苗は見当たらず、消えていた。
わずかな緑の点に気づいて、掘り出してみた。
黒マルチの苗で、畝表面の整備に丁寧さを欠いた事に大きな間違いがあった。


返す返すも、敷き藁を準備して置きながら作業を中断した事が悔やまれる。
葉についた土は今後の雨で洗い流されて、元気な生育を取り戻す事であろう。
葉を失っても、根さえ傷まなければ葉は再生してくる。
日本ムラサキは強い植物である。


葉の枯れたポットの苗である。
枯れた苗の根は長く、その先端が白く生育中と見た。
同様の多くの苗を捨てながら気付いた。

生育の可能性を見て培土を替えて様子を見ている処である。
針の先程の緑が2週間後には葉の形になってきた。

  「くさぐさの いのちをつなぐ かくれたね」
コメント
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