紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培・後地の工夫

2020-06-20 19:23:24 | 薬草・薬用植物
「ムラサキ栽培地の翌年の利用方法に一案」
連作は障害有りと聞いているので毎年、栽培区画を替えてきた。
昨年のムラサキ栽培地は、翌年からは耕作放棄地となる。
放棄は気になるので、カボチャの蔓を這わせたりしていたが、別の薬草栽培を検討した。
その結果、原野・路傍等に生ずる多年生草本「オオバコ」の栽培が浮上してきた。
ムラサキの紫根は生育状態が不明で、栽培結果は掘り出してみないと判らない。
その点、全く手を掛けずに栽培できる「オオバコ」は好都合である。


オオバコの花穂である。蕾と言って良いだろう。

花が咲くのを初めて観察。

これが種子である。蓋付きの碗を取れば5〜7粒の黒い種が出てくる。

根を調べると、根元の脇から新株が分けつしている。
手が掛るかどうかは調べてみないと分からないものだ。
種を播く必要は無い、自ら増えていく様である。


庭先から取り集めたオオバコを畑へ仮植えにする。
まだ、栽培区画の整備が出来ていないからである。


ムラサキの定植が終わって、昨年の栽培地にオオバコを定植する。
畑近くの川沿いの草道に沢山のオオバコを確認している。
植え替えるだけの事故、楽と言えばムラサキ栽培の比では無い。

  「おおばこに のりかえりたい みちのくさ」

コメント
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