M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

BostonのMichael君 その3 - Michael in Boston

2006-01-01 15:44:28 | Michael 05White Xmas
BostonのMichael君(マイケル・グルーバー) その3です。(写真は、劇場の看板のアップです。)

翌日の12/23、この日は、2時からのマチネと7時半からのイブニング・ショーを見ることになっていました。午前中は、クインシーマーケットに行ったナズ、昼前にホテルに戻り、開演前に、Michael君にメッセージを残しました。「昨夜は、ごめんなさい。劇場の中がとても込んでいて、なかなか楽屋口に行けなかったの。もし都合がよければ、今夜のショーの後、楽屋口で会って下さい。」

マチネとイブニング・ショーを楽しんだナズ、「今夜こそはMichael君に会うぞ~~!」と、必死に楽屋口に駆けつけました。まだカーテンが閉まってから10分足らずだったので、絶対間に合ったはず・・・と思いながら、楽屋口の前で待っていました。それから5分ほどして、楽屋口から、Michael君が現れました!

「ナズ~!」

シャワーを浴びた後らしく、まだちゃんと乾いていない洗い髪のMichael君が、にっこり笑ってナズの名前を呼びながら、近づいてきてくれました♪

「約束通り、来てくれたんだね!嬉しいよ♪」

「素晴らしいショーだったね!今日は、2回もやったから、疲れちゃったんじゃない?」

「ああ、ボストンの気温が、普段よりずっと高いから、ステージが暑くってね! 汗はかくし、あまり暑いんで、頭がボーッとしちゃったよ・・・」

用意してきたささやかなお土産を渡すと、いつもながらとっても喜んでくれる優しいMichael君でした♪ 翌日の24日がナズにとっては最後のショーなので、お別れを言いたかったから、ショーの後に会ってもらえるか聞いてみました。

「たぶん、何とかなると思うんだけど、明日はちょっと忙しくてね、ショーの後、地元の人達に劇場を見せるツアーを案内しなきゃいけないんだ。それに、イヴだから、その後、クリスマスの礼拝に行くんだよ。 でも、ショーの前だったら大丈夫だから、楽屋入りの時に会おうか。」

ホントに優しいMichael君です! いつも11時に楽屋入りすると言うので、24日も、11時に楽屋口で待ち合わせることになりました。

「じゃあ、また明日ね!」

Michael君と別れたナズ、明日もまた会えるのが嬉しくて、うきうきしながら、ホテルへと戻りました♪


翌日の24日、Michael君を待たせちゃいけないと、待ち合わせの15分前に楽屋口のところに行ったナズでしたが、Michael君がやって来たのは、11時を5分ほど過ぎた頃でした。

「ナズ、ゴメンね!少し、遅くなっちゃった・・・」

謝りながら近づいて来るMichael君。「大丈夫♪ 気にしないで。」と言いながら、ナズも、Michael君の方へと歩いていきました。今日は、地元の見学者の案内があると言っていただけに、ベレーをかぶって、ステキなマフラーを首に巻いて、カジュアルながらもおしゃれです>Michael君(笑)
だいたい、普段のMichael君って、超カジュアルな服装(別名、普段着・・・笑)が多いんですよね。ホテルと劇場の往復だけですしね。夏場だと、Tシャツに膝丈の短パンなんて格好が多いし、冬だとパーカーとかジャージの上下にダウンを羽織っているみたいな感じです。前日の23日の晩が、そんな服装でした(笑) でも、本人がかっこいいから、どんな格好していたって、とってもステキなんですけどね♪

気になっていたColleenさんの腕の骨折のことを、Michael君に聞いてみました。「どうして、知ってるの!?」と驚く彼に、Playbill.comで見たんだと伝えました。

「ああ、それで知ったんだね。そうなんだ。彼女、犬を飼ってるだろ。その犬を散歩させている時に滑ってね、手首を骨折しちゃったんだよ。先週の金曜日に手術をしたんだよ。」

可愛そうなColleenさん・・・。ナズは、彼女が大好きなので、お見舞いのカードとちょっとしたプレゼントを、日本から用意してきていたんです。

「Michael、これ、カードとプレゼントなんだけど、Colleenに渡してもらえる?」

「もちろん! きっと、彼女が喜ぶよ! 必ず、渡すからね。」

お友達思いの優しいMichael君、すっごく嬉しそうに、ナズの用意してきた封筒を受け取ってくれました♪
と、そこに、ベティ役のKerry O'Malleyさんがやってきたので、Michael君が紹介してくれました。笑顔のステキな優しい方でした。彼女の話では、マーサ役のKaren Morrowさんが体調不良で、ショーをお休みするため、代役の人が演じるんだそうです。歌が上手で、お客さんを湧かせるコミカルな部分での出番が多いマーサ役の彼女が出られないと知ったMichael君、

「今日は、僕ら、ホントにがんばらないとね!」

と、Kerryさんに話していました。

Kerryさんが楽屋入りした後、Michael君と一緒の写真を撮らせてもらい、お別れをしました。

「じゃあ、最後のショーを楽しんでね! 次の仕事が決まったら、知らせるよ。」

笑顔で楽屋に入っていくMichael君を見送ったナズ、劇場の入り口へと向かい、ナズにとっての最後の「White Christmas」を楽しみました。

ケリーさんが言っていた通り、マーサ役は、別な女優さんが演じていました。代役といっても、普段は別な役で「White Christmas」に出演している女優さんが演じていますので、彼女が普段演じている役は、また別の女優さんが代役で演じていました。
だいたい、舞台の代役というのは、こういう風になっていて、1人が別の代役を演じると、その代役、そのまた代役というように順繰りにずれていくようですね。
最後の「White Christmas」で、今まで見てきた本来のマーサ役のカレンさんとは、また一味違ったマーサが楽しめました。

Michael君達の素晴らしい演技をたっぷりと堪能したナズ、午後は、ブラブラとクインシーマーケットへ行きました。小腹が空いていたので、クラムチャウダーを食べたら、これが、また美味しかったんです♪ そして、ボストン・コモンと呼ばれている美しい公園を散策して、ホテルに戻りました。
途中で見かけた教会が、クリスマスの礼拝の始まりを告げる鐘を鳴らしていたので、「ああ、今頃は、Michael君も、この近くの教会のクリスマス礼拝に行っているんだな~・・・」と、ちょっと感慨にふけってしまいました。

翌日のクリスマス、Michael君達のミュージカルも、この日は、お休みでした。ナズの飛行機は、朝9時発だったので、6時過ぎにフロントに行ってチェックアウト。タクシーを呼んでもらって、空港へ向かいました。
ボストンの空港はそれほどでもありませんでしたが、乗り換えのシカゴの空港は、ものすごく込んでいました! それでも、たいした遅れはなく、無事にシカゴを飛び立ったナズは、12月26日の夕方4時過ぎに、無事成田空港へと到着しました。
すっかり暮れのムードが漂う日本、もしかするとボストンより寒い・・・!?という感じで、あわててバッグからショールを取り出したナズでした。

以上、BostonのMichael君リポートでした! お楽しみいただけましたでしょうか?Michael君の次のお仕事は、まだ決まっていませんが、どんなお仕事になるのか楽しみです。
今年も、Michael君のことをいろいろお知らせしていきたいと思いますので、どうぞ、お楽しみに~~~♪