第29回 茅ヶ崎美術家協会展より
プロの画家や絵画の先生方の大作が並んで、加えて美術館という空間の醸し出す雰囲気が、やはり町の画廊や貸会場とは一味違ったもので、とても落ち着いたものです。
如何にもこうした展覧会には適しているように思えて、何となく芸術的でアカデミックな感じがしてくるのが不思議なところです。
まずはこの展覧会が市内では最大で且つ最高レベルのものと言えるのでしょう。
しかも心象画、抽象画が多いのがこの会の特徴でしょうか。
私にはまだそうした絵に対する理解力、鑑賞力が希薄なので、具象画や写実画の前ではホッとしたり親しみを覚えたりするのです。
早くそんな絵に対する鑑賞力も身に付けて、同時にそんな絵を楽しめる感性を養いたいものと思います。
それにしても、何と茅ヶ崎市には多くの芸術家、画家達が在住して居られるものかと、毎年驚いて居ります。
それではそのうちの会員の方がお1人、一般の方の3人の作品をご覧頂きます。
この4人の方の共通点は、各々もう長い間、同じテーマを追求して居られることです。
同じモチーフで何年も描き続けるのはさぞ大変なことでしょう。想像も付きませんが。
一方ではマンネリや独り善がりや思い込み、もう一方では思索的、感覚的、感性的な創造意欲との、あくなき鬩ぎ合いや葛藤があるのでしょうか。
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