誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

令和元年ー(6)第30回茅ヶ崎鶴彩会水彩画展よりー(31)

2019年08月15日 | Weblog

 

                 『 轟 音 』  F40

                     内藤 幸雄さん  作品の1/3

 

             力強い作品で人を惹きつけます。

             前回は海岸風景をとても繊細デリケートに描いておられました。

             それは素晴らしい空気感,静謐感を表現されてました。画風の変化の過渡期

             なのでしょうか。

             3点目の人物画は、これまた素晴らしい出来映えで、実はあの男性モデルは

             私もよく知った方なのです。肖像画とは違った意味で実によく似ているのです。

             彼の雰囲気、体から来る感じと言い、これは傑作ではないでしょうか。

             ただ本物より一寸良い男になってはいる様ですが……。


令和元年ー(6)第30回茅ヶ崎鶴彩会水彩画展よりー(34)

2019年08月15日 | Weblog

 

                 『 Sさん 』  F10

                      真弓 千枝さん 作品の1/3

            この方は当会の設立時からのメンバーのお一人で、さすがにしっかりした技術の

            持ち主です。一方作者は木版画のキャリアも大変なものです。水彩画と木版画の

            違いとはいえ、全くその画風、雰囲気が違うのも興味深いところです。

            毎年緑を使った作品が印象的です。


令和元年ー(6)第30回茅ヶ崎鶴彩会水彩画展よりー(36)

2019年08月15日 | Weblog

 

                 『 新緑の戸川公園 』   F10

                      真弓 千枝さん 作品の3/3

           

            


令和元年ー(6)第30回茅ヶ崎鶴彩会水彩画展よりー(37)

2019年08月15日 | Weblog

 

                 『 プラハ城&カレル橋 』   F30

                      頼藤 洋志さん 作品の1/3

 

             見て一瞬息を呑むようです。なんと精密にしっかりと描けて居るのでしょう。

             作者のお人柄でしょうか。きっと几帳面で真面目で、物をよくよく観察する

             完全主義者なのでしょうか。

             しかし画面が醸し出す雰囲気や、3点目の人物がなどには同氏のやさしさが

             感じられます。


令和元年ー(6)第30回茅ヶ崎鶴彩会水彩画展よりー(終りに)

2019年08月15日 | Weblog

      

            以上で13人の方の39点をご覧頂きました。

            これぞ水彩画という数々の作品を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

            もちろん絵は、描くのも見るのも自由なもので、作者が己の心情、感情、思考

            人生観や哲学を表現するものならば、見る側も己の審美眼、感情、心境などから

            感じる好みによって自由に楽しむものなのでしょう。

            私の好みで言うと、透明水彩絵の具を使いながらも油絵かと思う程に、重厚さと

            しっかり描き込まれたこの会の画風が大好きです。

            今、巷でもてはやされている、薄く、淡い、きれいなきれいな淡彩画、デッサン画、

            イラスト画やペン画とは全く異質なもので、絵画とはここ迄を求めたいと、当展を

            見るたびに思うのです。

             本日もご高覧有難うございました。            館長拝ーー

 

            次回は、9月10日~15日迄市民ギャラリーで開かれる、第7回日よう会作品展

            を予定しております。ご来館をお待ちしております。