この版画展には、もう何年も続けて毎年12月に当誠茅庵美術館のその年の
最終展示を飾るものとして、お世話になってきましたが、今年は会場の都合か
例年より少し早いようです。
版画展というのはいつも思うのですが、水彩、油彩、スケッチ画展とは
一味も二味も違った感じで、その落ち着いた静かな雰囲気とあまり主張を
して来ない謙虚ながらも凛としたただ住まい、それでいて何か温かいものが
伝わって来るような気持ちを覚えるものです。
基本はやはりデッサン力、構成力、色のセンスが大事なのでしょうが、版画
独特のタッチや線の表現、配色などと相俟って、素敵で独特な味わいのある世界は
魅力のあるものです。
それでは、同展から知人お二人の作品、6点を続けてご覧ください。。