誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

23展ー5 企画展の4 茅ヶ崎美術家協会展ー1

2011年07月28日 | Weblog

 第29回 茅ヶ崎美術家協会展より

  今回は市立美術館で、6月21日~7月15日まで開かれた同展からの
  作品を展示してみました。

同協会と市美術館との共催で、市と神奈川新聞社の後援による展示会で、毎年迫力ある作品で、その色彩感覚や構成力やデフォルメのセンス溢れるものがズラリと並んでいます。
協会所属の方が55名、一般公募の方が63名で、計118名の各1点づつの力作の118点が並んでおりました。
その全てを当美術館ではお見せできないのが残念です。今回もお会いして了承を頂いた方の作品に限定させて貰いました。

23展ー5 企画展の4 茅ヶ崎美術家協会展ー2

2011年07月28日 | Weblog

  第29回 茅ヶ崎美術家協会展より

  プロの画家や絵画の先生方の大作が並んで、加えて美術館という空間の醸し出す雰囲気が、やはり町の画廊や貸会場とは一味違ったもので、とても落ち着いたものです。
如何にもこうした展覧会には適しているように思えて、何となく芸術的でアカデミックな感じがしてくるのが不思議なところです。

まずはこの展覧会が市内では最大で且つ最高レベルのものと言えるのでしょう。
しかも心象画、抽象画が多いのがこの会の特徴でしょうか。
私にはまだそうした絵に対する理解力、鑑賞力が希薄なので、具象画や写実画の前ではホッとしたり親しみを覚えたりするのです。
早くそんな絵に対する鑑賞力も身に付けて、同時にそんな絵を楽しめる感性を養いたいものと思います。

それにしても、何と茅ヶ崎市には多くの芸術家、画家達が在住して居られるものかと、毎年驚いて居ります。
それではそのうちの会員の方がお1人、一般の方の3人の作品をご覧頂きます。
この4人の方の共通点は、各々もう長い間、同じテーマを追求して居られることです。
同じモチーフで何年も描き続けるのはさぞ大変なことでしょう。想像も付きませんが。
一方ではマンネリや独り善がりや思い込み、もう一方では思索的、感覚的、感性的な創造意欲との、あくなき鬩ぎ合いや葛藤があるのでしょうか。


23展ー5 企画展の4 茅ヶ崎美術家協会展ー3

2011年07月28日 | Weblog

  第29回 茅ヶ崎美術家協会展より

  作品NOー1/4

  金築 翠さん画   『風のrhapsody』 水彩


 この作者は、何時もこのテーマで、枯れたヒマワリを使ってその時々の感情を
 とても感性豊かに表現されてきました。
 私もこのシリーズを見続けて20年近くなるでしょうか。その都度新鮮で、そのセンス に感心しているばかりです。
 制作前にどのように構想を練るものなのか一遍お聞きしてみたいものです。

23展ー5 企画展の4 茅ヶ崎美術家協会展ー4

2011年07月28日 | Weblog

  第29回茅ヶ崎美術家協会展より
 
  作品NOー2/4

  小島 法子さん画  「風車の丘」 水彩

イタリア辺りの建物から、その赤い屋根シリーズを描き始められてもう大分経つでしょう。
何時もあの独特な屋根の色、そして難しいと言われる、無機質で幾何的な屋根の連 なりを、南欧の明るい空気と共に見事に表現されています。
 この絵もその一連のものでしょう。

23展ー5 企画展の4 茅ヶ崎美術家協会展ー5

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   第29回 茅ヶ崎美術家協会展より

   作品NO-3/4

   高橋 嘉子 画  『卓上のシンフォニー11-Ⅱ』 水彩

   この卓上シリーズももう10年位になるでしょうか。
   それだけに難しさがあるようですが、一寸したモチーフの違いや色調が
   その都度変化し、その雰囲気がその度に微妙に変わっているようです。

23展ー5 企画展の4 茅ヶ崎美術家協会展ー6

2011年07月28日 | Weblog
  第29回 茅ヶ崎美術家協会展より

   作品NO-4/4

    芝 眞由美さん画  『トリオラ』の壁  水彩

   この方のヨーロッパの建物シリーズも長年にわたって見せて頂いて居ます、
   スペインやパリとかポルトガルなどの裏町でよく見かけるような、あの何とも
   言えぬムードで寂寥感とでも言うのでしょうか、メランコリックな古びた壁が、
   この作者の独特なタッチと色使いとによって何かを語りかけてくるようです。
 
   
   
   以上で、茅ヶ崎美術家協会展からの4点をご覧頂きました。
   次回は、市民文化会館で開かれた「ちがさき平和美術展を陳列する
   予定です。
    
   どうぞご期待下さい。  今回も、ご来場有難う御座いました。