塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パイエの移籍金高騰に見るクラブの懐事情

2016-06-15 01:07:45 | 日記
 ルーマニア戦のゴールが要因となり、ディミトリー・パイエの市場価値が90億円にまで上昇したと言います。

 落ち着いた方が良いでしょう。

 ウエスト・ハムが彼を売却するかどうかはまだ未知数ですし、彼らは遂に新スタジアムで戦う形になります。

 クラブとしてもスポンサーであるアンブロにしても、スタジアム初年度は素晴らしい結果と内容を欲しいはずですし、パイエの売却は無いと僕は思います。

 うがったですが、彼は確かに良い選手なのでしょう。

 一方で

 1・メッシやロナウドのように、完全なる「違い」が生み出せるとは限らない
 2・過去のバロンドール受賞者のように、彼らがいなければサッカーの歴史は違った、という類の資質は無い
 3・ウエストハムには失礼だが、彼らはレアルでもなければ、バイエルンでもない

 という点を忘れてはいけません。

 クラブは選手の給料を抑えたいと思うものです。

 ならば、並の選手に高額報酬を支払っては難しくなります。

 日本では天丼、うな重、寿司には「松竹梅」があり、とんかつだってヒレ肉、ロース肉という部位で価格が違いますよね。

 これら食材と同様で

 鮑やキャビアのような、珍重される素材、サッカーで言えばバロンドールを受賞しても不思議でない選手と、それ以外の選手、駆け出しの選手に序列があるのは当然です。

 ですから、代理人のいうことを当然鵜呑みにしないことも事実ですが、セビージャのモンチ氏のように、真贋を持つSDが今後は不可欠になります。
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