塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アントラーズ、小笠原の引退につき

2018-12-29 16:29:39 | 日記
 大リーグやNBAにはフランチャイズ・プレイヤーと言う言葉があります。

 サッカーではイタリア語のバンディエラ、日本語では生え抜きがよく知られています。

 小笠原満男が引退する、鹿島アントラーズのファンでなくとも、残念に思う方は凄く多いでしょうね。

 メッシーナ在籍時以外は、常にアントラーズでプレイし続け、何よりファンは彼が監督ライセンスを取得し、指揮官として鹿島スタジアムに戻ってきて欲しい、そう願っているに違いりません。

 東日本大震災で日本中が強烈なショックを受ける中、小笠原はインタビューの際マスメディアに

 「被災者の方々がチャリティ・マッチの試合を見られるように、テレビを用意してもらえないでしょうか」

 と訴えました。

 僕はあのチャリティ・マッチでキングがゴールした瞬間のダイジェストを見た時、泣いてしましました。

 「これが大エースの仕事だよ」
 「文字通り、背中で責任を背負い続けてきた男の姿だ」

 と本気でそう思いました。

 そして以後、同僚の遠藤を軸に、東北地域を常に気にかける小笠原の姿に、キングのゴール同様、多くの皆さんが勇樹づけられ、本当に嬉しかったに違いありません。
 
 小笠原はプーマを愛用している時期があったと思いますが、晩年はニューバランス、それ以前はカッパと契約していました。

 恐らくどのブランドの担当者も、彼が自分で寡黙でぶきっちょと捉えている部分を知りながら、その点がおおいなる魅力、と考えたに違いありません。

 ユヴェントスはプラティニが引退した1987年以降、9シーズンスクデットから離れます。

 1・ロイ・バロシュやイアン・ラッシュなど、プラティニの後を担う背番号10をセンターフォワードに求めるのか、MFに求めるのか基本方針が無かった
 2・ロベルト・バッジョはプラティニが9・5番の選手と評したように、FWとMFの長所を兼ね備えた、純粋な背番号10では無かった

 というように、多くの苦労を味わいます。

 ですから来季のアントラーズは昌子が抜けることもあり、大きく陣容が変化することでしょう。
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