塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スパイクから考えるサッカービジネスの世界

2013-12-27 00:01:56 | 日記
 スパイクの歴史はサッカービジネスの歩み

 スパイクブランド、契約選手の歩みを知ることはサッカーにおける各ブランドの思惑とビジネス方針を見ることに繋がります。

 例えば90年代後半から2000年代初頭にかけて一時代を築いたフィラ、イタリアの老舗としてステファノ・フィオーレを
サポートしたヴァルスポルトなどがそうですね。

 またクリス・ワドルと契約していたマイターは、日本でも何度か市場にスパイクを投入していますが、思うようなシェアを至
る事は出来ず、水戸ホーリーホックはガビック、松本山雅はアディダスと、契約クラブも現在は存在しません。

 またマイターと同じ老舗ハイテック、名波浩がベネチア時代に来ていたクロノスなども懐かしい存在です。

 つまり、サッカーの世界では

 「ブランドの格式が全てを左右するわけではない」

 という事が如実に浮かびます。

 新規参入のナイキがこれだけ市場を席巻しているのは、バスケット、陸上で得たマーケティングの巧みさが背景にありますし、
ロナウド、マルディーニなど黎明期の契約選手との相性が良かったと言う点もあるでしょう。

 ブランドとしては

 「契約選手の健康と活躍」

 は命綱として絶対的に失えない要素です。

 ナイキだってロナウドがあれほど故障するとは思ってもいなかったでしょうが、それでも彼を信じ続けることができたのは、
ナイキがそれだけシェアと資金があった事を意味します。

 僕個人は大手だけなく「にっち」にも奮闘して欲しいのですが、現状を踏まえますと製品づくりだけでなく、ファン・プロモ
ーションが巧くなければ生き残れないむずかしさがあるものです。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 選手の足下により注目を | トップ | 元代表が代表を評論すること... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事