塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

チャンピオンズ・リーグの勝利ボーナスを考えて

2021-05-09 21:12:00 | 日記
 陰陽、イン&ヤン、天国と地獄。

 物事の表裏一体を示す表現はいくつかありますが、サッカーにおける流れを痛切に感じているのはトーマス・トッヘルではないでしょうか。

 今季前半はパリ・サンジェルマンを途中解任
 今季後半はチャンピオンズ・リーグの決勝を戦う。

 これを考慮すれば、トッヘルからスパーズを退いてフリーだったマウリシオ・ポテッチェーノへの交代が、見込違いだったということになえり、パリの幹部、例えばレオナルドも窮屈な気持ちでしょうね。

 ただ、このチャンピオンズ・リーグにしても、選手と指揮官からは

 もう休める時間がない
 出場クラブを32から36に増加する理由がわからない

 と悲鳴が挙がっています。

 2020年王者、バイエルン・ミュンヘンは優勝までを全勝で全日程を終え、賞金を満額の170億円得たと聞きました。

 コロナウイルスでのリスボンでのセントラル開催
 したがって日程の大幅な変更

 のなかで、選手たちは奮闘しました。

 ただ、レアルやユヴェントスが基軸となり、誕生「しかけた」欧州スーパーリーグは、チャンピオンズ・リーグだけでも、分配収入がUEFAに偏りすぎていると感じているようです。

 昨今のハイパーインフレは本当に異常で、このチャンピンズ・リーグの勝利ボーナスをバイエルンがメッシに全額費やしたとしても、バルセロナが設定する解除金には到底足りません。

 バイエルンはフランス代表のバンジャミン・パバールを、ワールドカップ2018で優勝する前に、所属先にシュットガルトと契約をまとめている手際の良さでしたが、本当にお金はいくらあっても足りません。

 つまり、有力クラブは「搾取されている」ように感じてるのでしょうね。

 この分配方法を幾分クラブよりにすると、不満はある程度解消されるかもしれませんが、UEFAから提案はまず無いでしょう。

 したがってスーパーリーグ構想が完全に消えたわけではない、と僕は考えています。
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