塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

セリエA、現在の首位クラブはナポリ

2021-10-31 20:56:15 | 日記
 現在セリエAの首位は、9勝1敗のナポリになります。

 指揮官のルシアーノ・スパレッティは、名波浩在籍時のヴェネツイアで就任、解任、最就任、再解任と苦労を味わっており、おそらくこの際の痛みは生涯消えることがないと思います。

 (当時のスポンサーはクロノス、現在はカッパとジャージも随分様変わりしましたね)

 スパレッティはゼニト・サンクトベルク時代にリーグ優勝を経験していますが、以後就任するASローマとインテルではスクデットを経験していません。

 つまり仮に今季ナポリがスクデットを獲得すれば、スパレッティ自身イタリアで初めてのリーグ優勝を、あのディエゴ・マラドーナ以来の形で味わうという形になるのです。

 コパ・イタリアをもたらしたワルテル・マッツアーリ
 サッリ・ボールの礎となったマウリツイオ・サッリ

 過去10年遡ってみても、会長を務める。デ・ラウレンティスはクラブにとて最適の指揮官と契約してきたと思います。

 サッリ・ボールの4-3-3がいち早く機能したのは、マッツアーリの後にバック4を用いるラファ・ベニテスを招聘したことが大きかったと言えますし、ゴンザロ・イグアインの獲得も素晴らしい代物でした。

 スパレッティはローマ時代、インテルと接戦を演じコパ・イタリアの優勝は経験しています。

 ナポリもコパ・イタリアは近年得ていますが、仮にスクデットがもたらせたならば、現在の選手たちとスパレッティ、ラウレンティスは末代まで語りつがれる偉業を成し遂げる形となります。

 2016年のレスター・シティ優勝以上の興奮がナポリを包み込み、喧噪が喧噪を呼ぶに違いありません。

 ただスパレッティは2008年、最後の最後インテルにスクデットを奪われていることからも、最後まで慎重な態度を崩さないに違いありません。

 その冷静さがナポリの過剰さに歯止目をかけるとすれな、落ち着きが生じる一方で勢いからは程遠くなる可能性もあるでしょうが。
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