土曜日、風立ちぬを観に行ってきた。
零戦の生みの親、堀越二郎の話だと聞いていたから、てっきり戦争の悲惨さを伝えるようなストーリーなのかと思っていたが、そんな要素はあまりなく、むしろ切ない恋愛を描いた物語といった感じの映画で、どちらかというと「耳をすませば」や「時をかける少女」寄りのストーリーだった。もっとも、終わり方は極めて切ないというか悲しいのが、先ほど挙げた2つとは違うが。。
この作品リピーターが多いという。単純にもう一度ストーリーを観たいという人も多いのだろうが、この作品で宮崎駿監督が何を訴えたかったのか確かめるために観たいという人もいるように思う。この作品、ストーリーは単純なので、一度見ればよくわかるのだが、正直宮崎駿監督が何を訴えたかったのかはよくわからない。果たして「生きねば」のキャッチフレーズにあるように、生きることの大切さを伝えたかっただけなのだろうか。。考えると謎は深まる。
ストーリーに零戦という響きや時代背景から想像されるような暗さはないし、描写もとてもきれいで、何よりせつないが心が洗われるような感情に浸れる。観てない方はぜひ観に行かれることをお薦めします。