前回のブログで告知してように3月26日から4月2日まで出張で東北地方に行ってきた。おかげさまで、さしたるトラブルもなく、無事任務を遂行することができた。まさか自分がこのような形で震災の復興に携わることになるとは思ってもみなかったが、自分が微力ながら復興に貢献できたことはとてもうれしい。1週間という期間とはいえ縁があった地域だから、今後東北地方がどのように復興していくのか見つめていきたいと思う。
さて、せっかくなので、この目で見てきた東北地方の現況についてちょっと書いてみようと思う。全体的に言えるのは津波の被害がなかった地域は限りなく平穏を取り戻しつつあるということだ。津波以外の地震の被害は予想以上に少ないように見受けられ、津波の有無が完全に明暗を分けていることを非常に強く感じた。以下トピックごとに現況を記載してみた。
<食料>
これはどの地域も比較的行き届いていると思う。東北道が全通していることも大きいのだろうが、地震直後のように食べるものが全くない、水がないという状況は少なかった。仙台などでは東京以上の品ぞろえのスーパーもあったし、飲食店も営業を始めている店もあった。食料事情の関しての問題は終息しつつあると感じた。
<ライフライン>
電気は津波の被害があった地域を除けばほぼ開通していた。水とガスは仙台市内でも通じていないところがあり、特に水はないと清掃作業に支障をきたすことから早期の開通が望まれるところだ。
<ガソリン>
東北地方で一番不足しているのがガソリンだと思う。特に仙台のガソリン事情はひどく徹夜で並ばなければ給油が難しい状況が見られた。公共交通がバス以外まだ機能不全である状況下でガソリンが手に入らないのは致命的と言える。岩手は仙台ほどガソリン事情が悪くはなく、中でも大船渡などはガソリンを待たずに給油できるほどガソリン事情はよい。需給のアンバランスが見られるようで、被災地優先も重要だが、仙台にもう少しガソリンを回せないものかと思ってしまった。
<ゴミ>
津波の被害があったところはどこも道路までがれきで溢れている状況で、ゴミの回収は全く追いついていない。車の通行が制約されている道もあり、はやくゴミを取り除けるようなんとかしてほしいところだ。
<交通>
公共交通はバスを除けば地下鉄が一部で動いているのみだった。現在ではJRも一部動き始めているようだが、車が主な移動手段
となっている。そのため道路は朝夕を中心に大渋滞で、ガソリンスタンド待ちの車の車列も渋滞を助長し大変なことになっていた。ただし、混雑していることを除けば道路事情はよく高速道路もほぼすべてで通行できる。東北道などは若干道路が波打っているが、自動車交通が機能できていることは復興への大きな強みとなろう。
<その他>
東北道が全通しているため、東北を訪れる企業や政府の関係者が非常に多いように見受けられた。ホテルや旅館はそれらしい人で満室に近い状況で非常に活気がある。その活気を見てこの地域の復興が始まっていることを強く感じた。
今回仙台、岩沼、石巻、釜石、大船渡と訪れたが、どの街も津波による被害は甚大であった。一番印象に残っているのは大船渡を訪れる途中で通過した陸前高田で、街が一面がれきの原っぱと化しており、報道されているように本当に街が消えているように見受けられた。だが、どの街にも復興するべく活動する人々の姿があった。陸前高田も含めこれらの地域がかつてのにぎわいを取り戻すことを切に願っている。
さて、せっかくなので、この目で見てきた東北地方の現況についてちょっと書いてみようと思う。全体的に言えるのは津波の被害がなかった地域は限りなく平穏を取り戻しつつあるということだ。津波以外の地震の被害は予想以上に少ないように見受けられ、津波の有無が完全に明暗を分けていることを非常に強く感じた。以下トピックごとに現況を記載してみた。
<食料>
これはどの地域も比較的行き届いていると思う。東北道が全通していることも大きいのだろうが、地震直後のように食べるものが全くない、水がないという状況は少なかった。仙台などでは東京以上の品ぞろえのスーパーもあったし、飲食店も営業を始めている店もあった。食料事情の関しての問題は終息しつつあると感じた。
<ライフライン>
電気は津波の被害があった地域を除けばほぼ開通していた。水とガスは仙台市内でも通じていないところがあり、特に水はないと清掃作業に支障をきたすことから早期の開通が望まれるところだ。
<ガソリン>
東北地方で一番不足しているのがガソリンだと思う。特に仙台のガソリン事情はひどく徹夜で並ばなければ給油が難しい状況が見られた。公共交通がバス以外まだ機能不全である状況下でガソリンが手に入らないのは致命的と言える。岩手は仙台ほどガソリン事情が悪くはなく、中でも大船渡などはガソリンを待たずに給油できるほどガソリン事情はよい。需給のアンバランスが見られるようで、被災地優先も重要だが、仙台にもう少しガソリンを回せないものかと思ってしまった。
<ゴミ>
津波の被害があったところはどこも道路までがれきで溢れている状況で、ゴミの回収は全く追いついていない。車の通行が制約されている道もあり、はやくゴミを取り除けるようなんとかしてほしいところだ。
<交通>
公共交通はバスを除けば地下鉄が一部で動いているのみだった。現在ではJRも一部動き始めているようだが、車が主な移動手段
となっている。そのため道路は朝夕を中心に大渋滞で、ガソリンスタンド待ちの車の車列も渋滞を助長し大変なことになっていた。ただし、混雑していることを除けば道路事情はよく高速道路もほぼすべてで通行できる。東北道などは若干道路が波打っているが、自動車交通が機能できていることは復興への大きな強みとなろう。
<その他>
東北道が全通しているため、東北を訪れる企業や政府の関係者が非常に多いように見受けられた。ホテルや旅館はそれらしい人で満室に近い状況で非常に活気がある。その活気を見てこの地域の復興が始まっていることを強く感じた。
今回仙台、岩沼、石巻、釜石、大船渡と訪れたが、どの街も津波による被害は甚大であった。一番印象に残っているのは大船渡を訪れる途中で通過した陸前高田で、街が一面がれきの原っぱと化しており、報道されているように本当に街が消えているように見受けられた。だが、どの街にも復興するべく活動する人々の姿があった。陸前高田も含めこれらの地域がかつてのにぎわいを取り戻すことを切に願っている。