徒然草 featuring Mr.松山

松山の松山によるすべての人々のためのブログ

引っ越し前夜

2010-09-18 00:16:04 | 雑感
明日から引っ越しを始める。つまり今日は引っ越し前夜である。まあ、遠くに越すわけでもないから特段の感情もないというか、もはや楽しみでしかないのだが、引っ越し前夜という響きだけには若干の寂寥感を感じる。

さて、小生がブログを書いているのは周知の事実である。そして、このブログを始めたのは2006年の3月のことだった。それまでは自分のホームページにタグうちをして日記を書いており、それを始めたのが2005年の7月だったと記憶している。全世界に自分の日記を配信するようになったのはそのときからだが、実は日記自体はそれより前からずっと書いていた。2005年のころはワードファイルに書いていたが、それより前は紙媒体。そして、その紙媒体の日記を書き始めたのは2001年の8月29日だった。つまり小生が日記なりブログなりを書くようになって、早10年目に突入したというわけだ。

この話が、今日のブログのタイトルにどう関係するかというと、それは小生が日記を書くようになった日というのが、今日と同じ引っ越しの前夜だったというところにある。2001年の引っ越しこそわずか2キロの引っ越しで、今から考えれば大した話ではなかった。しかし、たった2キロでも、生まれ育った家と街を離れ、知り合いのいない違った生活圏の街に移り住むことにはいくばくかの寂しさがあった。だから、ちょっと気を紛らわそうと思い日記を書き始めたのである。あの時寂しさを別の方法で紛らわしていたら、今のこのブログはなかったのかもしれない。下らないブログだが9年以上何かを書き続けたことで、文章を書くことへの抵抗感はなくなり、文章を書くことへの喜びと愛着を感じるようになった。あの日、日記を書いてよかったなと9年たった同じ引っ越し前夜にふと考えた。

ちなみに、紙媒体時代の小生の日記は今読んでも恥ずかしいことばかり書いてある。そしてそもそも、字が汚すぎて読めない個所がとても多い。日記を書き始めたのはふとした偶然だったが、紙媒体の日記が電子媒体になり他人の目という抑止力が効くブログになったのは必然であったといえる。いずれにせよ、引っ越してもブログは続けていく。小生の新邸宅とともに引き続きこのブログもよろしくお願いしたいと思う。