それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

小さな犬と猫が好きな友達が僕に話してくれたこと

2011-01-11 15:14:26 | 日記
夢の入り口が苦いとしても 誰も夢を見ることをやめないでしょう?

最初に選んだお菓子が 隣りの子の口に入ったとしても おやつはまだ甘いまま。

雨に濡れたあとで飲んだホットチョコレートが 何よりおいしいとしたら 雨は何味?

自分が一番優しくなれる時間の前に 一番傷つけたい誰かがいても その優しい時間は嘘ではないでしょう?

僕と 僕の前を歩いている猫。

猫は僕のことをまるで考えていないのに 僕がこの猫のことを愛おしく思うのは 何も変ではないでしょう?

きれいな音がたとえノイズだとしても その美しさが変わらないように。

天気がよい日にどれほど切ない気持になったとしても 暖かさに嘘が無いように。

だから どんな甘い思い出も甘い。たとえ「今」がひどく苦かったとしても。

未来も同じこと。点線になってしまうとしても 途切れないのです。