それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

まる一年だよ

2010-09-30 02:51:17 | 日記
明日でこちらに来てから、ちょうどまる一年です。

来たなかりの時の日記を読み返すと、感慨深いものがあります。

右も左も分からない国で、研究方針も定まらないなか、僕は懸命に研究したり、生活したりしている様子がうかがえます。

自分で思っていたよりも大変だった気もしてきます。

そんなことを思う一年後。

でも先のことを考えるよりも、とにかく今日も明日も一日一日を大切に僕は過ごしていきたいです。

クリスの友達

2010-09-29 04:49:39 | イギリス生活事件簿
クリスが友達を連れてきた。僕らの大学のOB(学部卒)。

そいつとともに、どういうわけか、フラットメイト全員でピザを食べることに。

このOBはとても明るいけど、ちょっと頭のおかしい感じの人(笑)

ジョークを言いまくるが、この人の英語が全然聞き取れない。

ジョークなのか、真剣な話なのか、判断が難しく、リアクションが取りにくい。

ここのフラットメイトの英語がこういう感じじゃなくて助かった。

みんな、かなり明瞭な発音。

それと僕の言葉の限界に対して、みんな、おそろしく寛容なのには感謝。ありがとう。

そして友達を泊めても、彼女彼氏を泊めても、何でもいいルールになってきたことが判明。

僕がここに来たばかりの時のメンバー(英・仏・仏)は、みんな気にし合っていたが、それはそもそもコミュニケーションがあまりに希薄だったからだろうなあ。

今日も二回も更新してしまった。書きたくして仕方なかった。

実務家と仲良くなる

2010-09-29 02:45:20 | 日記
更新回数が増えている近頃。

今日は実務家の人と昼食。

紹介してもらった人には感謝。先方とは(主観的には)意気投合で、色々地域研究の詳細情報をいただく。勉強になった。

また自分の研究も少し整理しつつ。

帰り際、この間食事をした先生とばったり。実務家、先生、僕で立ち話。長くなりカフェへ。

結局、6時間その人と一緒にいた計算に。

実は近所に住んでいることが判明。今度、家の近くのパブで一緒に飲もう、ということに。

これから研究。でも、結構疲れているので、それほど出来ないかも。

次のイベントは金曜日。さらに土曜日。

あっという間に一時帰国か。発表準備と博論がなかなか思うようにいかぬ・・・。

キッチンミーティング、まさかの洗い流さない文化

2010-09-28 06:55:35 | イギリス生活事件簿
ようやく今日が終わる。

長かった。

充実していた。研究もある程度できたし。

何よりフラットメイトとの交流。これが大事。

夜はキッチンミーティングと言ったが、キッチンミーティングは実際、結構億劫なものだ。

夜になると、案外やることが見つかったり、研究に集中しはじめたり、ねむくなったり、やる動機が減る。

しかし去年の教訓!

面倒でもできるだけ、キッチンミーティングはやるべし!

なぜかというと、共同生活はストレスの連続で、お互いに少しずつ悪い気持ちが蓄積してしまうもの。

知らない人が常に近くにいる。料理をしようにも、トイレに行こうにも、シャワーを使おうにも、何かしら誰かしらに会ったり、邪魔されたりする。

そして研究や勉強のストレスもたまる。一人暮らしをすることのストレスもある。寂しさもある。

そうしていくうちに、徐々に誰かを嫌いになりたい、という気持ちが芽生える。

その小さな種が、その悪い種が芽を出さないうちに、消してしまう必要がある。

その手段がキッチンミーティングなのだ。

集まって、顔を見合せて、何かを飲みながら食べながら話をする。

これだけで、たったこれだけでその種は消えるのだ。

消えない種は話し合って、システムを作りなおして、ゆっくり消そう。

それでも消えない場合、フラットメイトの性格や相性に根本的な問題があるかもしれない。

そうだとしても、まずキッチンミーティングが必要だ。

今日のキッチンミーティングは良かった。

色々細かい家事のことを話し合おうかと思ったけど、買い物の時点でかなり決まっていて、もう話し合うことはそんなに無かった。

だから世間話。ジャニンの作ったパンケーキを食べながら。夕食食べたあとで、さらに夕食。そしてビール。・・・でぶ!

フラットメイトと、ジャニンの友達の女の子で、とにかく世間話。

それでいいのだ。

そこから関係が始まるのだから。

まさか自分がこんなことを考えるようになるとは。人と付き合わないで有名な僕が。

でも生活を円滑にするためにはこれしかないのだ。

そして、それは人間にとってとても大事なことなのだ。

さらに、そこで英語が練習できるのだ。

明日のお昼は、実務家の方との食事。気負わず、色々吸収したい。




ところで、もう文章もずいぶん長くなったのだが、驚いたことがひとつ。

欧米では洗剤で食器を洗ったあと、流さないで拭くだけで仕舞う、という人がいると聞いていた。

しかし、今までそういう人は見たことが無かった。

けれども、今日見てしまった。クリスは洗い流さないのだ!(英語では、洗い流すことを「リンスする」と言う。)

僕らふたりで洗い物を最後にしているとき、そのことに気付いた。

いきなり泡の着いた食器を渡してくるクリス。

「文化の違いがあるのは承知している。ただ、この場だけは洗い流してくれ!」と懇願する僕。

どうりで、今日食器をしまっているとき、泡のついたやつがあったわけだ。

でも大したことはない。気になるなら、自分が食器を使うときに洗えばいいだけなのだから。

よし、もう寝る。

蛇足

2010-09-28 00:54:02 | 日記
蛇足だけど、昨日の飲み会のこと。すなわち、僕が言いたかったのはこういうことで。

「人が皆あなたがたをほめるときは、あなたがたはわざわいだ。彼らの祖先も、にせ預言者たちに対して同じことをしたのである。」

(「ルカの福音書」より)

この言葉を知ったのは、聖書を通読したときではなく、それより前にスヌーピーを読んだときであった。

ちなみに、蛇足は「じゃそく」と読んでも間違いではない。それこそ蛇足。