それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

ひとかたまりのそれ

2011-01-07 20:15:12 | 日記
白球が青空の下で、黒いミットに吸い込まれて、バシッと音を立てるように

赤いエレキギターが、白いライトに包まれたステージの上で、ジャジャジャジャジャと音を立てるように

シューズがキュッと音を立て、茶色バスケットボールが汗だくの選手の手の中に戻るように

メガネの彼にしか見えない、あの切り取られた風景が、大きな黒いカメラにカシャァッと写し取られるように

甘いニス色のバイオリンが、白いシャツのあの子に弾かれて、ワァーーーーーーーと鳴るように

僕は、誰かに何かを伝えたくて仕方がない

でもそれが何なのか、どうしても分からない