昨日は、終わらない味噌つくりにへろへろに
なりました。
大豆を茹でるのに、圧力釜では大豆が
苦しかろうと、お鍋で煮たらたっぷり
時間がかかり、次につぶすのにマッシャーを
使ったら粗くなる感じがしたので、すりこ木で
2~3粒ずつ潰したら、終わらなくなり
昨日は仕込み完了となりませんでした。
初女さんが言われていた「心をかけることは
手をかけること、手をかけることは時間を
かけることの大変さを実感しました。
何年か前に、初女さんは大豆を指でつぶして
作ると聞いたので、1キロの大豆を手で
潰してお味噌を作ったことがありますが
腱鞘炎のようになってしまい、それ以来
してません。
大豆を指で潰して味噌を作るなんて
そんな大変なことを普通は考えもつきませんが
それを実行するのが初女さんなんですよね。
『めんどうくさいという言葉がきらいです。
めんどうくさいと思うことは
日に何度でもありますが
手を抜くことは心を抜くことだから
ひとつひとつ正しくていねいにやりたいの。
せっかく神さまからいただいた手足を使わず
簡単便利に流れていくと
知らず知らずのうちに
老いが進んでいきますよ。
佐藤 初女』