~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「いつまで経っても悲しいものね」

2018-01-18 09:45:14 | 日記

昨日は、阪神淡路大震災から23年年目の

1月17日でした。

朝刊に、長男を失ったショックで体を壊し

神戸に来ることが出来なかった母親が、

「慰霊と復興のモニュメント」に刻まれた

息子の名前に手を重ねている写真が載っていました。

23年経っても消えない母の悲しみが伝わって

来ました。

母親とはそういうものなのですね。

私は、昨日スピリチャルな能力を持っている

方とお会いしました。

私を見るなり、その方の目に涙が溢れて来るのです。

「この涙は、私じゃないんです」と言いながら

涙するお姿を見ていたら、私もそれに呼応

するように涙が止まらなくなりました。

その方に「悲しみが深い」と言われ驚きました。

自分では、息子の死から立ち直れていると

思っていたからです。

でも、悲しみは愛情のしるしだと…

私の息子への愛情がとても深いと…

息子は、私が楽しそうにしているのが一番なので

そうして欲しいと…

そして、支えていると…

私は聴いている間中、涙が溢れてくるし

その方も泣きながら言われるので、何だか

頭がボーっとして、ハッキリ覚えてないのですが

一緒にいた友達が教えてくれました。

聴き終わった時、悲しみを愛にかえて!という

言葉に包まれていました。

初女さんは、息子さんを亡くした後、今まで以上に

忙しく働かれたと聞きましたが、きっと初女さんも

悲しみを愛にかえて働かれていたのだと思います。

息子さんの何回目か命日のミサの映像を見た時、

初女さんは佐藤初女ではなく、息子芳信さんの

母親の姿としてありました。

こんなに涙する初女さんは、初めて見ました。

母親とはそういうものなのですね。

「何年経っても悲しいものね…」という初女さんの

言葉にどれほど支えられてきたことか…

悲しみは愛情のしるし

溢れる涙は愛なんですね。

初女さんは、天国に行かれ一番に芳信さんに

会ったのでしょうね…

私も息子に会える日まで、悲しみを愛にかえて

明るく生きて行きたいです!

いつまで経っても悲しいけれど

それでいいんですね…

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リルケの言葉と初女さん

2018-01-17 09:45:23 | 日記

昨日、朝の脳に期待して眠ったら

今朝、素晴らしい言葉との出会いがありました。

『旅の目的は、たった一つしかない

 自分自身の中に行くこと』

リルケのこの言葉にハッとしました。

私達は人生という旅をしている旅人です。

若い頃、「自分探し」という言葉が頻繁に

使われ、私も自分探しをしていました。

自分はここに居るのに、自分の外に自分を

探そうとしていたのです。

そうか、旅の目的は自分の中に行くことだった

のか…

自分の中にある宇宙との出会い

自分の中にある大いなるもの…

自分の中にある「いのちの世界」

すべて自分の中にあったんだ…

 『「旅人の訪れは、キリストの訪れ」

  ひとりの疲れた「旅人」を

  温かく迎い入れることができるかどうか

              佐藤 初女』

人生の旅に疲れた時、初女さんに出会い

初女さんの母性に包まれたのです。

初女さん、私はまだ旅の途中にあります…

何だか、星野道夫さんの「長い旅の途上」を

読みたくなりました。


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夜の脳と朝の脳

2018-01-15 18:57:22 | 日記

今朝は4時半に起きて臨書をしました。

朝が一番、エネルギーがあるような気がして…

「思想の整理学」を書いた外山滋比古先生は

朝の脳はポジティブだけれど、夜の脳は

ネガティブだと、書かれていた気がします。

本当にそうです。

夜、鬱々と布団の中で考えることって

な~んか前向きじゃないし…

それに比べ、朝の脳は考えることが明るい!

私は、朝の脳の方を信用します。

朝の脳は行動的です。

今朝も4時に目が覚め、臨書をしようか

ちょっと迷いました。

今から書いても1時間しか書けないしと思ったら、

朝の脳は1時間でも書いてしまえと

言うのです。

少ししか書けなかったけれど、書いたという

行為は体に残り、エネルギーが湧いて

来るのです。

自分の中で夜の脳と朝の脳は、性質が違うって

いうことを知っているといかも~

昔から「早起きは3文の得」というのも

意味があることなんですね。

夜、眠れないと言って夜の脳に自分を明渡して

しまうと、ろくなことにはなりません。

明日の朝の脳は、何を考えるか楽しみです!


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調理する初女さん

2018-01-14 16:40:12 | 日記

新しい年が始まったのに、バタバタと時間だけが

過ぎてゆく感じがしていましたが、

星野道夫さんの番組を観て、立ち止まることが

出来たような気がしています。

立ち止まるから、新たな一歩が踏み出せる…

私の年代は、目標に向かって進むことが

「良し」とされた教育を受けてきたのかも

しれません。

お正月読もうと、図書館で借りてきた本を

山積みにして、星野さんの写真集を観て

いました。

そうすると、全然関係ないのに初女さんの

調理する姿が浮かんでくるのです。

調理しているときの初女さんの真剣さは、

気軽に声を掛けられないものがありました。

息をこらすように見ていると、私の気配に気づき

目で「味見する?」と、言ってくれるのです。

私は差し出されたお料理を口に入れ

子供のように「美味しい!」と

歓声をあげるのです。

調理する初女さんは、神聖なものに包まれて

いる感じがしました。

星野さんの写真をみていると、なぜか

あのお台所に流れていた空気を感じるのです。


 『調理には生きる姿があらわれます。

  慌ただしい人は慌ただしくつくりますし

  落ち着いている人は落ち着いてつくります。

  「忙しくて時間がない」と言う人もいますが

  そうではなく、できないなりに

  ”なにができるだろうか”と考えると

  必ずなにかしら方法がみつかります。

  ”やろう”と決めて、

  初めてしまえばいいんです。

            佐藤 初女』




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新たなる旅の始まり

2018-01-12 23:38:53 | 日記

昨日は、写真家の星野道夫さんの息子さんが

アラスカを訪ねる番組を、近所の知り合いの家で

観ました。

テレビが壊れているので、親子でみせてもらいに

行ったのです。

「3丁目の夕日」の昭和の時代のように…

この番組を知った時、ここから私もまた何かが

始る予感がしていました。

父の記憶がない息子が、父の軌跡を追って

アラスカで父親、星野道夫を知る人たちと

出会っていくのですが、やはり魂を感じる

世界が展開していました。

星野さんの撮影に同行していたパイロットが

「道夫は魂で撮っている数少ない写真家だ」と

言った時、すべてが納得できたのです。

星野さんの写真から響いて来る世界

星野さんの文章を読んで溢れてくる涙

それは、魂で感じていたものだったのです。

写真家・岸圭子さんのおむすびを結ぶ初女さんの

写真と星野さんのムースの写真に同じものを

感じたのは、それは魂だったんだ…

魂に届いた時に、人は深い感動に包まれる

ものなのですね。

そう思った時に、初女さんのお料理は

魂に届く味だったんだと、思えたのです。

だから、拒食症の人が食べられるようになり、

自殺を思い留まった人がいたのでしょう。

食材の声を聞き、そのいのちを生かし切る

初女さんのお料理だから、食べた人の

魂に響き、その人のいのちを支える力と

なったのだと、思いました。

初女さんは心よりももっと深い、魂に届く

ことを大切にされて行動していたのだと

分かりました。

初女さんも深い苦しみを知っていました。

苦しみを通らないと、魂の世界に気づかず

終わってしまうのだと思います。

そう思った時に、苦しみに感謝の気持ちが

湧いてきたのです。

苦しみからは一刻も早く抜け出たいと思っていた

私にとって、感謝の気持ちが起こるなんて

生まれて初めてのことでした。

この番組を観る前に予感したように

私は今、新たなる旅の始まりに立った

気がしています。

そして、星野さんも初女さんも、ひとり一人の

心の中で生き続けていることを、ハッキリと

感じました。

   魂の響きを感じる2枚の写真』

       岸圭子さんの「初女さんの写真」

        星野道夫さんの「ムース」の写真



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物語の始まり~星野道夫

2018-01-11 09:03:11 | 日記

1は神様の日だそうです。

今日は1月11日、1が3つも付くから

かなりおめでたい日かもしれません。

今晩9時からBs1で星野道夫さんの息子さんが

アラスカを訪ねる番組があります。

「父の命の軌跡をたどる旅」と書いてある

新聞の番組欄を見ただけで、ドキドキして

きました。

本箱から取り出した星野さんの本の表紙に

「自然は時折、

物語をもった風景をみせてくれる。

いやそうではなく、きっと、

僕たちをとりまく風景はすべて

物語に満ちているのかもしれない。」と

書いてありました。

星野さんと息子さんの新たなる物語の始まり

それは、私の物語の始まりでもあるかも

しれません。

いのちは大きな流れの中で繋がっていると

思えるので…

星野さんの写真集のページを繰っていて

いきなり出会った言葉たち

意味がわかったというわけではないのに

涙が溢れてきました。

魂に響く言葉に出会ったということでしょうか…

 『すべてのものに存在する魂、

  タブー、人の力を超えた運…

  それは私たちの目には見えない世界…

  闇の中から聞こえたムースの枝を折る音、

  そして今聞こえているフクロウの低い呼び声。

  ムースもフクロウも見えなかったが、

  闇の中で確かにそこに存在する。

  それらは見えないというだけで別のものと化し

  さらに多くのことを語りかけてくる。

  それは夜の闇からの呼びかけが、

  生命(いのち)のもつ漠然とした不思議さを、

  まっすぐ伝えてくるからなのだろう。

                星野 道夫 』

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「幸せ」はどこに

2018-01-10 23:01:02 | 日記

 

カール・ブッセの「山のあなた」の詩を思い出し

人間は「幸せ」を求めて生きる生きもの

なんだな~と、思いました。

山のあなたの空遠く

「幸」(さいはひ)住むと人のいふ。

噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸」(さいはひ)住むと人のいふ。

この詩を書いたカール・ブッセは「幸」を

見つけたのでしょうか…

初女さんは「幸せ」について、実の端的に

言われています。

『幸せになるためには、いまの状態に

満足すればいいたけです』と…

この言葉を前にしたとき、素直に

「ああ、そうなんだ」と思えました。

幸せは条件じゃないから、今「幸せ!」って

感じればいいんだ。

唯、それだけのことなんだって思えたのです。

色々考えちゃうと「幸せ」は山のかなたに

行ってしまうかもしれません。

初女さんは、「いま」に満足し、そのことに

「感謝」の気持ちを持つこと。

そういうふうに考えれば、自由な気持ちに

なれるはずです。

「いまを生きる」という言葉とも通じるところが

あると思います。と言われています。

「幸せ」は今、ここにあるんだね。


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星野道夫さんに会いたい~

2018-01-09 22:46:38 | 日記

12月31日に突然テレビが映らなくなって、

人生初めてのテレビなし生活をしています。

テレビがないだけで、生活が落ち着き時間が

ゆっくり流れて行くのです。

気がつかないうちに、どれだけテレビに支配された

生活をおくっていたことか…

このまま、テレビをやめてしまおうかと思って

いたところに、ぐらっとくるメールが来ました。

「11日夜9時から、Bsで「父と子のアラスカ」

というタイトルで、星野道夫さんの息子さんが

アラスカにいく番組だそうです。

知った途端、テレビが観たいと思って

しまいました~

友人に録画を頼み、私は星野さんの本を

読もうと思います。

星野さんは、きっと天国で初女さんに会って

いると思います。

星野さんの息子さんと、龍村監督の息子さんが

友達で、イスキアに来たことがあったそうです。

初女さんと、どんな話をされたのでしょうか…

星野道夫さんは、初女さんと共に私の心の中に

生き続けています。

 『寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ。

  離れていることが、人と人とを近づけるんだ 

                                     星野 道夫』

 星野道夫の写真

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「始平公造像記」~人間って素晴らしい

2018-01-08 10:46:17 | 日記

今日は、早朝から「書」の稽古を始めました。

朝が一番エネルギーがあるように思えるので…

鎌田實先生も帯津先生も、朝早く起きて色々

なさると聞いています。

今、中国の北魏の時代の「始平公造像記」の臨書

をやっています。

「書」を習い始めた最初が、この造像でした。

「一」が書けなくて、気がついたら一年間

ひたすら「一」を書いていました。

そして、今再び書いているのですが、全く

書けないのです。

「造像」という富士山に、ありんこの私が挑んで

いるようです。

今は塔婆もコンピューターを使って

書いているお寺もあるそうです。

人口知能に負けない能力を伸ばそうという塾が

流行り出していると新聞に書いてありました。

どんなに人工知能が進歩をとげても

造像の持つ、きっぱりとした力強いエネルギーが

観る者の心に、ガツンと響いてくる

こういう字は書けないだろうと思うのです。

字から、その民族の歴史さえ感じられるのですから…

書いても、書いても「造像」は私を跳ねのけて

しまいます。

また一年間「一」を「十」を書くのかな…

どんなに書けなくても「造像」は私の心を

離しません。

やっぱり、人間って素晴らしいです!

    『始平公造像記』

  


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はじめの一歩~おむすび講習会

2018-01-06 23:34:21 | 日記

年賀状に「初女さんに教えて頂いたおむすびを

伝えて行きたいです!」と書いたのですが

今日のおむすび講習会が、その”はじめの一歩”と

なりました。

『茶の間』のオープニングイベントにお声を

かけて頂き、行ってきました。

若い女性3人が中心になっていて、

気持ちが良くなるほど働いているのです。

驚くほどの気働きで、びっくりぽんでした。

おむすびを結びながら、初女さんのことを話す

この時間が、私にとって至福の時なのだと実感

しました。

皆さんが、自分で作ったおむすびを「美味しい!

今までの自分のおむすびと全く違う」と言って

食べて下さっている姿に感激しました。

「おむすびってかたく結ぶものだと思ってました」

と、言われ、私も初女さんのおむすびに

出会う前はそうだったな~と思い出しました。

一人の若い男性が「美味しい!」と言った

その顔を見た時、初女さんのおむすびの力を

感じました。

ご飯の炊き方も、初女さんには遠く及びませんが

初女さんの、心を結ぶおむすびを伝えて行きたいと

思いました。

楽しかった~

出前「おむすび講習会」しますので、お声を

掛けてくださ~い。

初女さんも私の「はじめの一歩」を見ていて

くれたかな?

初女さんのおむすびの力はすごいです!


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