「いのちのエール」のおむすび講習会で、
私の手元の写真を撮って下さった方が、
「山崎さんの所作の一つ一つが絵になり、思わず
写真を撮りました。」とコメントを下さいました。
”所作”のことを言われたのは、生まれて
初めてです。嬉しいな~
そう言えば、初女さんは所作が美しい方でした。
手が大きいから恥ずかしいのと、言われて
ましたが、その手を見ているだけで、優しさや
温かさが感じられ、初女さんに手を握って
頂くだけで、悲しみや苦しみを初女さんが
包んでくれるようで、言葉を交わさなくても
自然と涙が溢れました。
今、初女さんはいませんが思い出すだけで
初女さんの母性に包まれる気がします。
きっと、野菜もご飯もお魚もお肉も
初女さんに触れられると同じうような感じに
なったんじゃないかな
人参の皮をピューラーで剥いたら、人参が
痛いでしょと言って、包丁で優しく
これ以上薄く剥けないというように
皮を取るのです。
そしたら、人参だって美味しいおかずに
なりましょうって、思いますよね。
どんなものも”いのち”として向き合って
いらっしゃいました。
『すべてのものに命があるから、
食べ物を捨てることには、こころが痛みます。
ちょっとした機転で
最後まで素材の命を生かすことが出来るのです。
「おいしい」とひと口に言いいますが、
いろんな深さが含まれています。
ですから、できる限り手をかけて、
おいしい料理にしてあげたい。
佐藤 初女 』
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