神さまは背負いきれない
荷物は背負わさない!
この言葉が受け入れられる
まで、かなりの時間がかかり
ました。
子どもを亡くした後だった
ので、私が背負える荷物じゃ
ない!酷すぎると、本当に
きつい言葉だと思って
いました。
起こることは全て必然!
と言う言葉にも、どれ程
抗ってきたか…
でも気がつけば、この言葉の
通りに生きて来た自分が
います。
とてつもなく悲しかった
けれど、息子の死に育てられ
今の私がいるのです。
初女さんとの出会いも
息子の死によって与えられ
ました。
初女さんに『息子の生も死も
与えれたものだと思う』と
言った時、貴方がそこまで
来るのにどれ程苦しんだ
ことか…と言ってくれました。
今、私は起こる全ての
ことは必然だと思っています。そして、苦しみ悲しみ
大変なことこそ、より深く
心が耕されると…
苦しい時に初女さんの
この言葉が、私を支えて
くれました。
すんなり、するすると
幸福になることはなくて
生きていれば、何度でも
繰り返し苦しみが
やってきます。
けれども苦しみは決して
苦しみだけに終わることなく
いつか喜びに変わります。
苦しみなくして刷新は
はかれません。
真の幸福は、苦しみの中に
あってこそ実感できるもの
です。
佐藤 初女