~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

大林監督最期の作品

2021-04-25 21:58:06 | 日記
大林宣彦監督の最期の作品
「海辺の映画館 キネマの玉手箱 」を
WOWOWで観ました。
映画の中の、中原中也の戦争に対する
詩が、この映画の核となっていました。
解説者の小山薫堂さんが映画に対して
詩を書くのですが、
この作品への薫堂さんの詩が、
心響いたので、思わず書き留めて
しまいました。


      ハッピーエンド
 生きながらえることは夢
 という時代があった。
 国のために我がいのちを捨てる  
 という時代があった
 そして今私たちは、
 そのどちらでもない時代を生きている
 夢が見つからず死んでいく人
 自分のいのちしか考えない人
 過去と今を照らし合わせ
 ひとり一人が未来のために
 何をすべきかを考える
 そんな心、誠こそ
 映画にとっての理想の
 ハッピーエンドだ
           小山 薫堂

 

コメント
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