~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

手紙

2018-08-04 23:33:16 | 日記

昨日、家に帰ると友人の訃報を知らせる手紙が

ありました。

60代半ばの死に「早いよ、早すぎるよ」という

言葉が思わず口からこぼれてしまった。

郵便物は他にもあり、同じ葉書が4枚も

来ていたので、思わず宛名を確認すると

何と亡くなった長男の名前まで…

『「この世界の片隅に」の次回作のおしらせなので

息子に聞くと、この映画の応援に兄の名前も

書いたというのです。

この映画を観た後に、家族4人の名前を登録した

息子の気持ちに、胸が熱くなりました。

今日は浅田次郎の「おもかげ」を読み終え

しみじみとした気持ちになりました。

そう言えば、亡くなった息子に話しかける

ことが少なくなっていたな~

死者と私たち今を生きているものが

もっと混沌と混じりあっていいんじゃないかな

昔はそうだったのではと思いました。

そういう時は、星野道夫さんの言葉が

恋しくなるのです。 

 『「人は生きているかぎり、夢に向かって

 進んでいく。

 夢は完成することはない。

しかし、こころざし半ばにして倒れても、

もしそのときまで全力をつくして

走り切ったならば、

その人の一生は完結しうるのではないだろうか」

「かけがえのない者の死は、多くの場合、

残された者にあるパワーを与えていく」

「大切なことは、出発することだった」

         星野道夫   』



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