テレビで中学生が始めた「ハッピーボックス」の
ことを知りました。
嬉しかったことや、ハッピーと思ったことを
紙に書いてハッピーボックスに入れると、
その中から選ばれたものが、給食の時間に放送で
読まれるというもので、九州の小中学校で
この取り組みがされているそうです。
「友達が縄跳びにさそってくれて
嬉しかったので、今度は自分も人に優しく
したい」とか…
ハッピーボックスを置くようになったら、生徒が
嬉しいことを積極的に探すようになったと、
先生が話していました。
何て素敵な取り組みでしょう。
子どもたちは、小さなしあわせを、
どんどん見つけて行きます。
しあわせって、条件じゃないから心をやわらかく
していると、いろんなところにあるんだよね。
版画家の名嘉ボクネンさんが言っていました。
「幸せの方が多いいんだよ。僕らは少しの
不幸の方に引っ張られてしまうけれど」と…
子どもたちは、幸せ探しの名人だな~って
思います。
ハッピーボックスが気に入った私は、作業所の
通信にみんなのハッピーを載せようと思い
「最近感じたハッピーなことを教えて」と
一人ひとりに聞いたのですが、障がい者の人も
職員も「ないな~」というこたえでした。
大人になるって幸せを感じなくなって
しまうのかなと、ガッカリしてこの企画は
やめにしました。
そうしたら今日、涙が出るほどハッピーなことが
あったのです。
市の小さな文化祭に出した、障がい者の人が
書いた「書」が、みなさんの目に留まり
心に響き、あるところからロビーに作品の
展示をしてくれないかと声がかかったというの
です。
それぞれの作品から響いてくるものが、
ちゃんと届いていたんだと、嬉しくなりました。
年に1~2回だけれど、書の先生に来て頂き
5年間続けて来た活動です。
障がいが重い人が多いので、創作活動は
難しいのではとも言われけれど、
みんなの作品が、観た人の心に響いているのです
素直な筆に、こちらの心が洗われるようです。
私は今日は、今年一番のハッピーに包まれました。
みんな有難う!
みんなの作品、めっちゃいいよ!