~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女先生のあの声が聞きたい

2017-02-07 21:56:23 | 日記

静かな朝でした。

昨日の続きに今日があることに感謝したくなるような…

朝食の支度に、じゃがいもの皮をむいていた時に

ふと、思い出したのです。

あっ!あの日も私はじゃがいもを剥いていた、息子の

好きなコロッケを作るためにと…

16年前の台所での一コマがリアルに立ちあがって

来ました。

今日は、息子の誕生日

いくつになるのだろう…

亡くなった息子に歳を重ねて行くことを、やめて

久しいので、生きていたらの息子の年齢が

出て来ない…

息子は何年経っても13歳のままですが、

私の心をしっかり支えてくるほど、彼の魂が

成長していることを感じます。

誕生日、命日という記念日が近づくと、悲しみに

呑み込まれそうになる私を、ずいぶん長い間

支えてくださったのが、初女先生でした。

涙する私に「何年経っても悲しいよね」と言って

そっと手を重ねて下さいました。

記念日症候群とでも言える、この状態から

抜け出すことが出来、歩け出せたら

初女先生は天に召されてしまいました。

きっと息子は初女先生に出会っていることでしょう

朝、息子におむすびを供え、

夜、「おめでとう」も言わず小さなケーキを

食べました。

昨日の続きに今日があるように、息子の誕生日も

過ぎて行きます。

「何年経っても悲しいよね」初女先生のあの声が

無性に聞きたくなりました…

 

 

コメント
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