~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

刻々を感じる時

2012-09-13 20:49:47 | 日記
夕方ふと見上げた空の美しさに息を呑みました。

茜色に染まった空は、見ているだけで心が揺さぶられました。

もっと、空全体が見たいと商店街のアーケードを急ぎ足で歩き

アーケードが切れたところで空を見上げたら、もうさっき見た空は

何処にもなく、自然の時間はすでに夜へとバトンタッチして

いました。

こんなに直ぐに、あの空が無くなってしまうなんて…と思った時

これが、刻々なんだと感じたのです。

よく、あっという間に一週間が経ったとか言いますが、その時は

時間の速さであっても、刻々と時の刻まれていく感覚は

ありませんでした。

私達は何となく過ぎて行く時間の中にいるのではなく、刻々と

刻まれる時の中にいるってことを、今日実感しました。

大きい小さいはあるけれど、刻々と問われてくる人生の問いに

答えて行く存在であること…

この刻々が分かっていたら、私はもっと広い処で見ようとは

思わず、その場に立ちつくし刻々と変わる空を見ていたでしょう

初女先生が言われる「今、今より確かなものはない」という

今がこの刻々なのだと、やっとわかりました。

一分、一秒とも違う 刻々…



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